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記事によれば、学校の先生が扱っているものは多種多様、多岐にわたります。
以下、学校とは小中高をまとめて言います。
上記記事で引用されている、文科省「公立の小学校等の校長及び教員としての資質の向上に関する指標の策定に関する指針(改正案)」から抜粋
一部言葉を変えました。
・いじめ・不登校
・貧困・虐待などの課題を抱えた家庭の児童生徒等への対応、
・インクルーシブ教育
・外国人児童生徒等への対応、
・個別最適な学びと協働的な学びの充実
・主体的・対話的で深い学び
・道徳教育
・小学校の英語教育
・ICT・教育
・STEAM 教育等の教科等横断的な学習
まだまだ続きます・・・
同指針は「変化し続ける社会や学校現場からの要請に的確に応えられるよう、これらの変化に対応した教員等の資質の向上が求められている。」と言いますが、
こんなに何でもできるスーパーマン・スーパーウーマンがどこにいますか。
小中高の教員を合わせると何人か知りませんが、結構な人数ですよね。
超人的な能力の持ち主はごく一部でしょう。
人間離れしたものを前提にした仕組みはもちません。
文科省と各地の教育委員会は、学校ならびに教員(+教員以外のスタッフ)に求められるものをどんどん増やし、ハードルを上げ続けている。
だが、足もとで現実に増えているのは、「そんな高いハードル飛べません」、「無理っ!」と棄権する若者たち(教員採用試験を受けようとしない)と中途退職する教員たちだ。
もう、学校という船は沈み始めています。
山梨県 社会科の先生がいない。。。
先生に求めるものを減らして、荷を軽くする必要があると思います。
休養が取れないと人はイライラします。
目の前の生徒にストレスをぶつけることは大いにあり得ます。
人手不足だと問題を起こす教師の代わりがいないので、始末書一枚でそのまま居残るかもしれません。
私は独身子なしなので気楽なことを言いますが、
親御さんなら、お子さんのクラス担任に素晴らしい先生を望むのは当たり前です。
合理的配慮など必要なことはあります。
しかし、
SNSやゲームでのトラブルの仲裁
ファミレスで騒ぐ中学生がいると学校に電話する
など、
先生に求めることではないと思います。
そして、部活動
家庭の負担が増えるのは困る、できれば先生に続けてもらいたい、と言う。
学校部活動では習い事などと違って、レッスン料はかからないし、
教員が顧問だと、かなり安心して預けられるから(一部不祥事などの問題は起きているとはいえ)、
保護者にとって都合がよい。
だが、教員の献身性、事実上無償労働に甘えていていいのか。
休日も試合などで潰れてしまって、疲れが取れないまま月曜を迎える教員は数多くいる。
同時に、一部の教員は部活大好きだが、その時間があるなら、授業の質をもっと上げてほしい人もいる。
こうしたコストやトレードオフ(何かを得ると、別のものを失うこと)にも、目を向ける必要がある。
学校の役割は
部活<・・・<教科指導
ですね。
最低限の機能を残して、あとは期待しない
そのことが学校をまともに機能させる道だと思います。
教育って誰でも関わりがあり、色々言える分野だから
(これが原子核工学とかだとそうはいかない)
各方面から突っ込みがたくさん入ります。
ご要望にお応えして〇〇教育が絶賛増殖中。
その分減らすものがないと船は過積載で沈みます。
そもそも
読み書きできないまま社会に放り出される人をなくす
学校はそのために全国まんべんなく設置されたんですよね。
学校でちゃんと科目指導を受けられるようにしてほしい。
超人ではなくて、ごく普通の人が先生として務まる職場であってほしい。