今度は江戸狛犬図鑑で遊ぶ⑬市谷亀岡八幡宮 | 楽しい倫敦 おいしい倫敦 

今度は江戸狛犬図鑑で遊ぶ⑬市谷亀岡八幡宮

2024.5.19(日)

2年前に 市ヶ谷 散歩をしたことは昨日触れた通りだが、もっと前、2017年に防衛省を見学、そのついでに市谷亀岡八幡宮に立ち寄ったことがあった。その時はノーマークだった狛犬がなかなか古いものなので、JICA 詣でのついでに再訪した(いつもついでか?)

こちらは1479年に 太田道灌 が鶴岡八幡宮の分霊を祀ったという古社で、彼が奉納したとされるぼろぼろの軍配団扇が残っているとか。そう言えば 逗子 にも創建年不明の亀岡八幡宮があったが、多分直接の関係は無く、共通点は鶴岡八幡宮をもじったという社名だけ。

急な石段を上がる途中の左手に見える赤いお社は摂社とされているが、太田道灌どころか 空海 が開いたとされる 茶ノ木稲荷神社 で、実際こちらが先にあったらしい。でも稲荷だからお狐さんはいても狛犬はいない。

石段を上がり切った鳥居の手前で頑張るのが1729年の「はじめ型」で吽形も

阿形もいい味を出している。正直なところ何でこんなとぼけた面構えが流行ったのかはちょい不思議。

拝殿に進むとその前にもう一対あって、これだって1804年でそこそこ古い。

でも「唐獅子型」としてもやや平凡な出来という印象かな。

お揃いの前掛けもちょい残念かも。