今回は階段を上がってすぐの「2階 階段ホール」です。
勾配天井になっていているあたりは「階段室」「階段ホール」って感じがしますね。
でもその奥のうんていの下も、図面上では「階段ホール」となっていたので、
今回は「2階 廊下」ではなく「2階 階段ホール」として一緒に紹介します。


階段上ってすぐのところに
わが家 唯一のニッチがあり、室内窓や梁もあるお気に入りの空間ですが、
このあたりのことは「階段室」の記事で書いたので、今回は割愛します。

2階の階段ホールも、壁と天井は1階や階段と同じ通気クロス(アースウォール)です。
床は子供部屋と同じクリ(栗)です。
ミニキッチンがあるので、水に強いというクリにしました。
上の子と夫がクリを気に入ったのが決め手でしたね。
(広葉樹の中では暖かく、でも広葉樹なので硬くて傷付きにくいと、サンプルを触って感じました。)


さて、階段を上がってすぐのところには先日夫が記事を書いてくれたミニキッチンもあります。
↑こちらは昨年10月の「写真撮影」の時の写真です。


この頃はまだ、コーヒーの道具を納めただけのミニキッチンでした。

現在バージョンは夫の記事「ミニキッチンで珈琲を」を見てください。


夫がコーヒーをたてた時は、階段ホール中にコーヒーの香りが満ちています。

(1階のダイニングに運ばれてきたコーヒーよりも、階段ホールの方が香っている!)


このミニキッチンは洗面台代わりにもする予定でしたが、私がたまに手を洗う以外は、

コーヒー専用となっております。

まぁ、本格的に洗面台の代わりとなるのは子どもたちが思春期を迎えて

「お風呂に入っている時に脱衣室来ないで!」

とか言うようになったらですね。

そうしたら、今 電気ケトルを収納しているあたりに歯ブラシとコップがセットで並んでいることでしょう。


それと、造作棚の1番上にサーキュレーター(扇風機)が乗っています。

このサーキュレーターは、2階 階段ホールで洗濯物を干す時に、ミニキッチンの調理台に置いて使っています。

でも、もともとはここで洗濯物を干す予定はなく、

サーキュレーターは階段室・階段ホールの空気を攪拌するため、シーリングファンの代わりとして

夫が計画して設置しました。


このサーキュレーターのために造作棚の上にコンセントがあり、そのコンセントに電気を送るON/OFFを切り換えるスイッチまであります。

(なので普段は、サーキュレーターはスイッチを入れた状態で造作棚の上に乗せてあります)


そして、サーキュレーターが階段側に落ちないように、造作棚の上にも背板をしてもらいました。

ミニキッチン用にスポットライトも付けてもらっています。

このスポットライトは温白色です。


それ以外の階段ホールの照明は、夜中の寝ぼけた目にも優しいように電球色です。

うんていの上にダウンライトが3つあり連動してセンサースイッチにつながっています。


階段を上がったところにも壁付け照明が1つあります。

こちらは階段にある同じデザインの照明と連動しています。


さて、2階の廊下のような場所ですが、

図面では壁芯で900mmだったので狭いかな?(まぁいいか)と思っていました。

だって壁芯で900mmということは、壁厚が100mm以上あるので、内寸(有効寸法)は80cm以下のはずです。

ところが、できあがった廊下(階段ホール)を見て

「意外と広く感じるぞ?」と思いました。

実は有効寸法が80cm足らずなのはトイレの前45cmだけだったのです。(↑写真4つのガラスがはまっているドアのところがトイレです)


トイレ側から階段ホールの反対側を見ると↓

この通り、

ミニキッチン→可動式本棚→引き戸とあるので、

内寸=有効寸法とならなかったのです。

もちろん、可動式本棚や引き戸がどちら側にあるかによって、

実際の有効寸法や感覚も変わるのですが、

思っていたより開放感のある階段ホール(廊下)となりました!

そして遠近法で広く見えるかも?


そんな意外な効果をもたらした可動式本棚です。

↑は完成見学会の時の写真です。

施工例のアルバムがとてもオシャレに並んでいましたキラキラ

…ところで、1番下。

棚が1つ置いてあるだけの状態なんです。実は。


この可動式本棚も縁 創建工房さんをはじめ、

棟梁さんに家具職人さん(建具職人さん)が知恵を絞って実現してくれました。

その時に「棚板多いと思いますよ」とアドバイスいただいたのですが、

私は文庫本ばかり入れるイメージで計算していたので「そうですか?」とそのまま行ってもらったわけです。

(本棚のイメージや棚板の枚数は、先に私から伝えていました)

でも現在、文庫本はほぼ入っていません。

1番下の段は下の子用の絵本(大)。

下から2番目にはみんなで読むマンガが並んでいます。

他の棚は夫の蔵書が並びました。

思っていたより大きな本ばかりです。

なので、本の入らない段ができてしまいました。

そう、やっぱりアドバイス通り棚板が多かったのです。アセアセ

言い訳をしますと、思ったよりも棚板が厚かったとか、

真ん中に可動しない棚(補強用?)があったからとかもあります。

(棚板の厚さの確認もしていませんでしたが、夫に何の本を入れるのかと確認をしなかったことが悔やまれます。)

でも、本が入らない棚にも何やら置いて有効活用している夫です。

(多い棚は外して置くという選択肢もあることですしアセアセ


そんな本棚の奥にはボルダリングがあり、

本棚の上には、本棚の高さを決定させたうんてい(雲梯)があります。

この辺りのことも前に記事にしていますので、盛り沢山かと思った2階 階段ホールもこんなところでしょうか?



「廊下は出来るだけ短く」をコンセプトにしつつも、いろいろ詰め込んだ空間となりました。

夏場はコーヒーをたてたり、うんていなどをするには暑いのですが、

基本的に快適な家の中なので、通る分にはそこまで気になりません。


サーキュレーターは実際に使ってみると、モーター音が階段ホール中に響くことが気になります。

夫によると、ちゃんと階段室と階段ホールの空気が回っていい感じらしいです。

でもサーキュレーターだけでは、コーヒーたてるには暑いので、2階の部屋のエアコンを入れてドアを開け放っています。

2階 階段ホールの冷気は階段を伝って1階に行くので、なかなか冷ましきるのは難しいみたいですが。

引き換えに階段室から奥の廊下のようなところまで区切りのない、開放感のあるお気に入り空間となりましたルンルン


ここもまた、想像以上に素敵になった空間の1つです!




おまけ

ミニキッチンの冷蔵庫です。

右上に冷凍コーナーもあるのですが、氷も微妙に溶けてしまうようなので、

アイス枕や保冷剤入れにしています。

(うちの子はぶつけて痛い時は冷やすと治ると思っているので、保冷剤が2階にもあると便利だったりします)




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可動式本棚が搬入されたばかりの時の記事です音符




縁 創建工房」さん

素敵なわが家をつくってくださった工務店さんのホームページです。

可動式本棚もうんていもボルダリングも

「やりたい!」と言うだけの私たちのために、

どうしたらできるかと試行錯誤して実現させてくれた素晴らしい工務店さんです!


このホームページによると、どうやら「ボルダリング」と「うんてい(雲梯)」のある期間限定のモデルハウスが近々できるそうで、

夫と「気になる〜」と続報を待ち望んでいます!