こんにちは!福元直子です。
自己紹介や仕事については文末をご覧ください♪
授業で学生の皆さんが課題の練習をする時間。
一斉に声を出して原稿を読みます。
アクセントを調べたり、音がクリアにならないところを繰り返したり、
それぞれに原稿と向き合います。
何十人といるわけではないですが、
何人かの声が重なると
聖徳太子ではない私は、
当然、聞き分けることは勿論、聞き取ることもできません。
ただ、凡人なりにも
学生や生徒の皆さんの役に立たなければならないので、
「○○さん、そこのアクセント違う」
「3行目の読み出しが早い」
「○○君、ブレスした?」
「そこの読み、何で何回も間違えるの?」とか
必死に耳を澄ませて圧をいや声をかけます。
そんなことを10年以上続けてきて、
最近気づいたことがあります(今ごろ)。
たくさんの声が重なった時、
大きな声、高い声、特徴的な声や音が届きやすい、ということはありません。
小さくても、特徴がなくても
自然と耳に飛び込んでくる人がいる。
それは
音と声と言葉の違い、です。
話しているという意識がなければ、
どんなに声量があっても
それはただの音であり、声、です。
自分が出す音を自分が大切にしなければ
それはただの音、です。
自分が出す音を自分で聴くと、
それは声になります。
聴いた自分の声を届けよう、と思った時
やっとそれは言葉、になる。
小さくても、特徴的でなくても、
他のたくさんの音に紛れていても
耳に飛び込んでくるのは、
それが「言葉」になっているからなのだと思います。
これはプロを目指す人だけの話ではありません!
普段の会話も同じです。
自分の声を聞いて、相手にに渡すイメージをする。
「①自分の声を意識して耳で聞き
②その声を自分の胸のあたりにいったん置く
③それから相手の胸のあたりに向けて届ける」
相手の胸のあたりをじろじろ見る、ではないので注意してください(笑)
試してみてくださいね♪
読んでいただきありがとうございました!
それではまた♪
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