一人息子・凸凹君の、発達障害や不登校やお勉強のことを書いているブログです。

 

 

こんにちは、凸凹君のママです。

 

ちょっと間が空いちゃいました、昔話の続きです。

※素人の私が実際に感じたこと、見聞きした範囲の話です。

 

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前回、幼稚園入園前までを書きました。

バッチリ当てはまるものは少なかったものの、今思えばチラチラ傾向が見え隠れしていたかもしれません。

 

今回は幼稚園時代前半の年年少~年少の頃を思い出して書いてみます。

 

【凸凹君基本情報】

ASD、ADHD、IQ高め、書字苦手。

自閉傾向ではなく、アスペタイプ。

不注意・多動・衝動、全部あり。

言語理解・知覚推理が高く、ワーキングメモリ・処理速度が低く、その差が大きい。

 

 2歳~4歳児に見られる傾向

 

このくらいになると、チェックリストが障害別に分かれているものもあります。

凸凹君はASDとADHDの診断を受けているので、ここではこの二つについて書いてみます。

 

入園して分かったのは、園と家庭での凸凹君の様子がかなり違うということでした。

 

※記号は、園/家の順です

 

【ASD(自閉症スペクトラム)の傾向】

 

バツブルーバツブルー言葉の遅れ
バツブルーバツブルー変化が苦手
バツブルーバツブルー自傷行為
バツブルーバツブルー感覚鈍麻、感覚過敏

バツブルーバツブルーこだわりが強い

バツブルーバツブルー切り替えが苦手

園・家ともほとんど見られませんでした。

だけど・・・(※後述)

 

バツブルー上三角相手の立場に立てない

バツブルー上三角周囲とのコミュニケーションが苦手

この時期は定型の子もまだまだだったりするからでしょうか、園では問題ナシ判定。

一方家族との外出時には、通りすがりの全く知らない人に突然話しかける行為がエスカレートアセアセ

「距離感が近すぎる」が顕著になってきました。

コミュニケーションが苦手というと、引っ込み思案や会話ができない、返事をしないというイメージを持ちがちですが、正反対のパターンです。

そのせいか、幼稚園では「積極的に誰とでも仲良くできる良い子」扱いでした。


バツブルー上三角ひどい癇癪

園ではナシ。

家庭では少しありましたが、短時間で収まり何時間も泣き続けたり不機嫌を引きずることはなかったです。

 

バツブルー上三角他害

園ではナシ。

家庭では特定の人(パパ、ババ、じぃじ)に対して、少しありました。

私から見ると大人側の関わり方がヘタクソで、凸凹君をイライラさせていたように思います真顔

 

 

【ADHD(注意欠如多動性障害)の傾向】

 

バツブルー丸レッド忘れ物・なくしものが多い

園ではまだまだ大人が目も手もかけている時期なので特に問題ありませんでしたが、家では色々なものが亜空間に消えていきましたね(笑)

あと、目の前にあるのに「○○がないよ~」と探していることが多かったです。


バツブルー丸レッド過集中

園では特に問題なし。

家では、その時興味のない事には集中し辛い傾向がありました。

また、過集中すると声をかけても返事がなかったり、上の空で返事をするので、返事をしたことすら全く覚えていないというようなことがありました。

 

バツブルー上三角集中できない

バツブルー丸レッド注意力散漫、不注意

バツブルー上三角じっとしていられない

バツブルー上三角我慢できない

バツブルー丸レッド刺激に反応しやすい

 

脱走したりはしなかったので、これらも園では問題になりませんでした。

先生の指示は聞けていたそうです。

家では、ちょっとしたことで気を取られ、気になると考える前に手が出る・・・。

食事中、他のことが気になって椅子に座っていられない。

気になることが多すぎて、何をするにも時間がかかりすぎる。

男児ってそういうものだと言われても、ちょっと酷いよね?って思っていました不安

 

 

入園後のようすは、こんな感じでした。

集団生活に入ったことで、特性が目立ってくる場合も多いと思いますが、凸凹君は違いました。

家庭では色々気になる点が出てきているのに、幼稚園に相談しても

 

爆笑「全然問題ないですよ~」

爆笑「お母さん、心配しすぎです!」

 

と一蹴されました。

また、家庭での様子を話しても、園の先生方が持つ凸凹君のイメージと違いすぎるようで、まーーーったく伝わりませんでした。

 

「伝わらない」

これがいちばんキツかった・・・悲しい

 

では、それは、なぜなのか。

 

園は閉鎖的な空間です。

そこにいるのは基本的に知っている人、関係者ばかり。

その中で

  • 人見知りをせず、誰とでも親しくできる。
  • 言葉でのやり取りが上手。
  • 大人の言うことを聞く。
  • こだわり、癇癪、暴言、他害、脱走がない。

という子どもは、基本的に先生方にとっては手間のかからない(楽な)子=問題のない子になるのだと思います。

きっと他に目を配らないといけない要注意な子たちもいるでしょうし・・・。

 

それと、併発による影響もありそうです。

 

たとえば「こだわり」。

凸凹君にASDの「強いこだわり」は見られないと思っていましたが、でも、実はそう見えていただけでした。

よくよく観察してみると、強いこだわりがそれなりにあるのに、その対象が超短いスパンでバンバン切り替わっているようでした。

その瞬間瞬間は深くこだわっているのですが、周囲からは一つのものにこだわっているように見えず、強いこだわりはないと思われてしまうのです。

 

癇癪も同じで、その瞬間爆発してもすぐに他のことが気になりはじめるので、長続きしません(笑)

そしてすぐ忘れるので引きずることもありません(笑)

切り替えが苦手でないのも、多分同じですね。

 

凸凹君の場合、これらはADHDの特性が良くも悪くも影響していると思います。

 

そして、(園では)暴言・他害・脱走がない・・・というあたりは、ASDの「ルールを守ろうとする」特性が、ADHDの特性を抑えているように見えます。

だから精神的な負担が大きくて、帰宅後で癇癪を起していたのかもしれません。

 

私は、この頃には凸凹君の発達障害を確信しはじめ、この子は外で困りごとに気付いてもらえないタイプだな、と感じ始めました。

 

 

上の項目以外にも「こういう傾向はあったか?」「○○をした/しなかったか?」といった気になることがあったら、ぜ教えてください。
発達障害との関連は判断できませんが、凸凹君の場合はどうだったかはお答えできます指差し



(続きます!)