ベッセル 電ドラボールプラス 220USB-P1がUSB Type-Cデバイスと認識されない | 音響・映像・電気設備が好き

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「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

Twitterの広告で、ベッセルの新商品に「充電口がUSB Type-C」になった電動ボールグリップドライバの電ドラボールプラス 220USB-P1発売を知り、購入してみました。

 

 

 

 

ベッセル(VESSEL) 電ドラボールプラス 220USB-P1

 

 

・トルク(&回転数)が3種類から選べる

・ギア&筐体が強化された

・充電口がUSB Type-C

上記、3点が改良されたとの事です。

 

 

トルク(&回転数)切り替えはプッシュスイッチで行い、LEDの点灯速度で判別する

 

 

今時、メイドインジャパンは珍しい

 

 

 

後部

 

 

こちらがUSB Type-Cの充電口

 

 

個人で1、会社で2購入しましたが、なんとUSB Type-C対応の充電器とUSB Type-C to USB Type-Cケーブルで接続すると充電が行えません。確かに取扱説明書を見返すと、「付属のUSB充電ケーブルを使用してください」と書いてあります。

 

 

USB Type-C to USB Type-Cケーブルで接続すると充電が行えない

 

 

付属のUSB充電ケーブルは驚きの電源のみ結線

 

 

Blog内リンク:

 

 

 

 

 

これは、電ドラボール側のUSB Type-CのCC1とCC2にプルダウン抵抗5.1kΩが無いために起こる現象です。

 

 

外部リンク解説:

USB Type-Cに置き換える方法 第1話 Type-Cの原理を知る

https://emb.macnica.co.jp/articles/8968/

 

 

フォロワさんであるもーりーさんの分解ツイート

 

 

 

通常であれば、デバイスと認識させるためにUSB Type-CのCC1とCC2にプルダウン抵抗5.1kΩがある(ケーブルの向きによってCC1またはCC2のみの検出になる)

 

 

Kindleは特殊で、スリープ状態にあるときだけCC1とCC2が反応する

 

 

電ドラボールプラス 220USB-P1には抵抗がない為、USB Type-Cデバイスとはみなされない

 


分かって使う分には問題がありませんが、メーカーも「USB Type-C型 専用充電口(USB Type-C充電器では充電できません)」と表記しているならまだしも、「USB Type-C充電口」と宣伝しているわけですので、これは設計ミスであると言えます。(抵抗を入れるデメリットが考えられません)

 

 

この事例から導き出される教訓は、必ず仕様を調べテストを行う事、です。

 

次回生産モデルで修正されると良いですね。