XLR型ケースの活用法を考える(M17 P1.0のキャップを見つけた話) | 音響・映像・電気設備が好き

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「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

ノイトリックのXLRのネジ径はM17でピッチが1.0mmです。このネジはかなり特殊で、バイクのハンドルエンドくらいしか合致する物はないと思っていました。(バイクのハンドルエンドにXLRが取り付けられる)

ある日、株式会社シロクマのφ16 飾りキャップの寸法が外径φ19mm、内径M17 P1.0と言う事がカタログで分かりました。φ19mmはノイトリックのXLRの外径と同じです。

 

株式会社シロクマのφ16 飾りキャップ

 

 

ただ、これは小売りはしておらず、50個発注でした。小売りしているものは無いかと探したら、ファーストという会社の製品に類似品がありました。しかし、ネジピッチが記載されていません・・・。とりあえず買ってみる事にしました。

 

メーカリンク:

https://www.first-sp.com/product/1_displayparts/s_kazaricap.html

 

 

ファースト 飾りキャップφ16用+座金

 

 

M17 P1.0でした

 

 

届いてみると、なんとM17 P1.0でした。と言う事は、ノイトリックのXLRにはめ込む事が可能です。

 

 

Neutrik Modules NM3MXI & NM3FXIと飾りキャップφ16。もちろん、壁にビスで固定する事が可能になります(何の意味もありませんが・・・)

 

Blog内リンク:

Switchcraft AAA3FBLP & AAA3MBLPの紹介

Neutrik Modules NM3MXI & NM3FXIなどを買ってみた

 

 

市販品とは思えないジャストサイズ!!!!!

 

 

何の意味もないですが、ただカワイイ。加工次第ではショートXLRになります

 

 

何の意味もないですが、何かそれっぽい。ウッ・・・なんかこういう商品があったような(触れてはいけません)

 

 

タカチ電機工業 TNF 11-16とNeutrik Modules NM3MXI & NM3FXIと飾りキャップφ16でキットが完成する

 

 

Neutrik Modules NM3MXI & NM3FXIに市販品で蓋が付けられると言う事は、何か作れそうです。思いつく限りでは音響用ターミネータ、照明用DMXターミネータです。

 

 

 

 

DMXテスタ & ターミネータ

 

 

下記リンクを参考にしてDMXテスタ & ターミネータを作成してみました。

 

参考リンク:MAKE A DMX TESTER.

http://www.bigclive.com/dmxtest.htm

 

上記を作成するにあたり一番の気づきは、本来ハンダ付けを行う内側のピンを折ると空間が広くなると言う事でした。LEDは、2極ですが2色LEDという変わったものを取り付けています。

 

 

LEDを中央に持ってくるのがポイントです

 

 

2-3に電圧を印加すると発光します。逆接続の場合は色が変わります。

 

 

DMX制御に詳しくないので、2色別々に光るのかが分かりませんが、このままでも直流極性判別テスタになりますね。(何に使えるのかは気にしません)

 

 

イメージ写真1(DMXテスタとして機能する場合は色が混ざります)

 

 

イメージ写真2

 

 

たまたま真ん中に穴が開いた!

 

 

飾りキャップφ16の中心に小さな穴を開ければなんだかそれっぽくなります。但し、このキャップの真ん中に穴を開ける作業は旋盤が無いと行えません。写真ではそれっぽく見えていますが、ボール盤ではなかなか中心に穴が開きませんでした・・・・・上の写真はたまたまうまく行った物です。

 

 

動作確認

 

 

実際にDMXレコーダに刺してみました。発光はするものの、2色混ざってしまい、色が分かれている意味があるのか筆者には分かりませんでした・・・

 

ここまでは市販品で揃うのであれば、自作でちょっとした物を作ることが出来ます。値段は割高ですが、デザインはカッコイイです。いずれ、このキャップはアルミ削り出しでどこかの工場に製作してもらおうと考えています。

 

決して安くはないですが、キーホルダ(ご当地ホール土産)にしたり、中に回路を組んだり・・・どなたかの手助けになれば幸いです。