NTi Minilyzer ML1 オーディオアナライザの紹介 | 音響・映像・電気設備が好き

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「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

そういえば書いていなかったな、とNTi Minilyzer ML1 オーディオアナライザの紹介です。

 

参考リンク:メーカ公式サイト

NTi Minilyzer ML1

 

製品取り扱い日本法人がノイトリックだったころからある製品で、2020年現在も現役で販売が行われているNTi Minilyzer ML1 オーディオアナライザです。

NTi XL2があり、その為にAL1がディスコン。それなのになぜML1だけは現役なのか?と疑問に思われる方も多いでしょう。答えはML1の後継機種が無いからなのです。

 

 

 

NTi MiniSPL、ML1旧タイプ、ML1現行タイプ。旧タイプはベルト取り付けパーツがある

 

 

ML1にあって、XL2に無い測定機能は主に、VU・PPM、スウィープトリガ、シグナルバランスエラーです。別に今、ML1に頼らなければならないと言う事も無いのでは・・・と思えますが、スウィープトリガ機能だけは重宝しています。仕事でもこの機能を使う場面があり、ML1がどうしても必要になっています。

※ML1のこの機能は据え置きタイプの測定器であるFX100に引き継がれています

 

Blog内リンク:

NTi ML1とMR-PROでスウィープ・インピーダンス測定をする

 

 

NTi MR-PRO(旧ロゴモデル)、ML1、XL2

 

 

兄弟を並べて見ると、XL2の大きさが分かりますね・・・

 

 

 

VU・PPM測定機能

 

 

今更、ハンディでVUもないだろう、と思えますが、リファレンスレベルを設定出来るのでさっと測定したい場合は重宝するかと思います。

※今ではオーディオI/F経由でVSTプラグインを動かした方がラウドネスレベルの計測も可能です

 

 

スウィープトリガ機能

 

 

こちらの機能は冒頭のリンク先で紹介しています。

 

 

 

こちらはPCリンクキットの接続部分

 

 

ML1は基本構成ではPCからのリモート制御、ファームウェアアップデートが出来ません。PCリンクキットが必要です。これがまた高いのです・・・・今となってはなぜ別売で高価なのか、疑問でしょうね・・・ちなみに2020年現在も販売は継続しています。

 

 

 

MiniSPLが収納可能な専用ケース

 

 

今回改めてこの記事を書くにあたり、こも写真のケースの詳細を調べましたが、カタログに載っていませんでした・・・。どこで買ったのか記憶にありませんが、MiniSPLの持ち運びに大変便利です。

 

 

ML1は中古でも手に入りやすく、機能も十分ですので、安価に手に入る場合は買って損がない音響測定器かと思います。