そういえば、そんな規格があったなぁ・・・と思う方もいらっしゃるかと思います、PCカードです。そのPCカードを読むためのリーダが今のパソコン(ノート・デスクトップ)には付いていません。筆者はPanasonic TOUGHBOOK CF-19RがPCカードスロットが付いている最後の所有パソコンです。
と言う事で活躍するのが、I-O DATA USB2-PCADPG PCカードリーダです。
I-O DATA USB2-PCADPG PCカードリーダ
はい、もちろん今や化石規格なのですが、これが無いと職務上、困る事例があるのです。
それは・・・設備用の音源送出器の音源データ収録メディアとして一世を風靡したからです。
RolandのCFカードとPCカード
PCカード挿入時、リーダから少しはみ出します
現在でも、設備音響での音源送出ハードウェアで多大なシェアを誇るRoland ARシリーズですが、AR-200やAR-3000がPCカードなのです。
Roland AR-200
Roland AR-3000
音源データが手元にあり、新規でカードを作成する場合はカードデータをコピーするか、オリジナルのwav音源があればカード情報を作り直して(PCカードからCFカードへ変換するカードアダプタを使用して)CFカード化してしまえば良いのです。しかし、パッと行った先で既存音源がPCカードの場合、何らかの都合で現在使用している音源データを抜かなければならない時、このPCカードリーダが無いと詰んでしまうと言うわけです。
※とにかくARシリーズは壊れません・・・大変な長寿命製品なのです。
I-O DATA USB2-PCADPGはWindow10では問題なく認識する
I-O DATA USB2-PCADPGはWindows7ではドライバを当てないと認識しなかったようですが、Windows10では刺せば問題なく使えるので助かっています。ネットの評価を見ると、Wondows7で使えませんでした、という意見を見かけるのでここにWindows10では使えたよ!と言う事を残しておきます。
忘れた頃に必要になるPCカードリーダは設備音響の仕事での必需品なのです・・・。