非常に懐かしい松下電工(National)のハイ連用トグルスイッチです。
なんかスイッチからパチパチ音がする、との報告を受けて調査しました。
インスタグラムに動画を上げてあります。
https://www.instagram.com/p/BXvI53qg-l_/
https://www.instagram.com/p/BXvI53qg-l_/
YouTubeにも上げました。
・・・大変危険な状態ですね。
接触抵抗が増えているのか、内部でスパークしています。
接触抵抗が増えているのか、内部でスパークしています。
分解してみました。
分かり辛いかも知れませんが、トグルスイッチでシーソーの様な構造をしています。
接点と支点が電蝕によるものか、減っていました。最大の原因は支点がズレ、接点のポイントが変わってしまった事かと思います。40年弱、昔のものだそうです。
Panasonicのサイトを検索するとまだ商品写真がありました。製品としてはもう販売終了品です。
松下電工 National ハイ連用取付枠 WP1110P
松下電工 National ハイ連用スイッチB WS5101P
松下電工 National ハイ連用プラスチックプレート(1コ用) WS9011P
松下電工 National ハイ連用スイッチB WS5101P
松下電工 National ハイ連用プラスチックプレート(1コ用) WS9011P
この頃は差し込んでマイナスネジを締める方式の様です。
出始めの頃はのの字巻きでネジ留め、その後差し込みネジ留め、最後に現在と同じようなスナップインになったようですね。スナップインも出始めの頃は経年劣化でスパークし焦げてしまう製品がありますね。
※30年ほど使用している環境
驚いたのがボディビスのネジピッチです。分かりますでしょうか?左がJIS(M4 0.75ピッチ)、右がISO(M4 0.7ピッチ)です。
知識としてはJISピッチと言うものがある、と知っていますが、まさかボディビスでお目にかかるとは思いませんでした・・・
※SUSのビス用意したのですが入らなくて発覚。
と言ういう事で、コスモシリーズワイド21のパイロットほたるスイッチに交換して終了です。
文字入れはテプラで行い、フォントは新ゴです。
ついでによく使うであろう他のハイ連スイッチも交換しました。
昔の方が味があってイイネ、なんて言っても居られないですね・・・気を付けましょう。