Rational Acoustics Smaart V.7、V.8のWindows 10運用 | 音響・映像・電気設備が好き

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「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

※本記事は子記事です。親記事は「Rational Acoustics Smaart V.7を導入してみました」ですので、Smaart関連の記事をお探しの場合はそちらの一覧をご覧ください。

 

時代はWindows 10になりました。Windows 10は最終バージョンとなり以後はOSの名称がWindows10のまま、バージョンだけが変わっていく仕様になりました。2016年10月現在、Windows 10は二度大きな無償バージョンアップをしています。2015年11月の1511、2016年8月の1607がそれです。
この大幅なバージョンアップもWindowsアップデート経由で配信され、筆者が認識している範囲ですと、Homeが先行配信、Proが後続配信されている様ですが、基本的にアップデートを拒否することは出来ません。
※Proの場合はいくらか緩和されているようですが、一般の方にとっては大差ないかもしれません。

 

 

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Windows 10 pro 1511と1607のバージョン表示。

 

 

 

さて、Smaartを運用する上でおさらいしなくてはならないのは、Smaartが持つソフトウェア認証の堅牢さです。
Rational Acoustics Smaart V.7でError: 523が出るではシステム領域のハードディスクドライブの総容量がソフトウェア・アクティベーションに必要なマシンID(ユニークID)の生成の条件の一つになっている(Win & Mac)、という事が分かりましたが、もちろんOSのバージョンも条件に入っているはずです

 

 

 

Smaartのライセンス・・・と言えばRational Acoustics Smaart V.8にアップグレードしてみたの後半にも記載していますが、世界で一番ライセンスを飛ばしたのが筆者だそうです。PCの使い方が普通ではない、と言うのは重々承知しているのですが、それでも事実、唯一Smaartだけがライセンスが飛んでいるのです。その影響で、Hyper-Vの仮想OS上でSmaart V.7、V.8をインストールだけ行い、マシンIDの監視を始めました。アクティベーションを行っていない状態ですので、環境は同一とは言えませんが、Windows 10 1511から1607へのアップグレードの際に、SmaartV.7、V.8両バージョンともマシンIDの変更が確認できました。

 

 

 

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SmaartV.7 Windows 10 Pro 1511
マシンIDは26828712079589

 

 

 

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SmaartV.7 Windows 10 Pro 1607
マシンIDは80828712815589

 

 

 

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SmaartV.8 Windows 10 Pro 1511
マシンIDは5102256000

 

 

 

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SmaartV.8 Windows 10 Pro 1607
マシンIDは5102254464

 

 

 

以上のようなマシンIDの変化がありました。

 

 

Rational AcousticsからはOSアップデートの際はSmaartのアクティベーションを解除せず、そのままアップグレードしてくれ、それで問題が起きたらメールしてくれ、とのお達しが出ております。
筆者のSmaart V.7、V.8アクティベーション環境も同じくWindows 10なのですが、このマシンIDの変化はどういう仕組みなのか、乗り越えることが出来ました。V.8はライセンス認証が見直しされているので分かるのですが、V.7が乗り越えたことが意外でした。
ただ、Twitterを見ていると、Windows 10のメジャーアップデートでライセンスが飛んでしまったV.7が確認できましたので、Smaart V.7の場合は、測定専用PCのWindowsアップデートを凍結(専門的な知識が必要です!)させてしまう運用を行った方が結果的には得策かもしれません。

 

 

本記事、記録として残します。