Sony Sound Forge Pro 11.0が管理者権限でないと起動できない | 音響・映像・電気設備が好き

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Sony Creative Software Sound Forge Pro 11.0で、アップデータをインストールすると「Sound Forge Pro 11.0の登録には高い権限が必要です~」メッセージが出て、管理者権限でないと起動できなくなる症状が出ていました。

 

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■メッセージ■
Sound Forge Pro 11.0の登録には高い権限が必要です。
ユーザーアカウントに十分な権限がない場合は、管理者認証情報の入力を求めるメッセージが表示されます。
この手順が完了したら、Sound Forge Pro 11.0はすべてのユーザーに登録されます。

 

 

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ユーザアカウント制御

 

 

通常、この画面は初回インストール後の起動時に出ますが、今回はアクティベーションしてしばらく経った後、アップデートを適応した状態で発生しています。
こうなってしまうと、Sony Application Registration Utilityが起動するのですが、この後はウンともスンとも言わなくなり、管理者権限での実行をしなければアプリケーションが起動しません。が、管理者権限での実行下ではファイルをドラッグ・アンド・ドロップで開けなくなるので不便でした。
しかも、他PCでも同症状が出て、どうも、ユーザアカウント制御絡みの問題のようです。
※初回起動時はこの後にライセンス登録画面に移行するのですが、この場合は移行せずにアプリケーション起動が失敗します。

 

 

まぁ、いいか、としばらく放っておいたのですが、出張中時間が出来たので何気なくGoogle検索したら、2ch(某掲示板)で現在の代理店であるソースネクストからの回答が載っていました(笑)
結論としましては、レジストリの一部削除で動作が元に戻りました。

 

 

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HKEY_USERS\[ユーザーシリアルID]_Classes\VirtualStore\Machine\Software\Wow6432Node\Sony Creative Software\Sound Forge Pro
※[ユーザーシリアルID]には数字や文字がランダムで記載されていますが、
唯一末尾に「_Classes」と記載されます。
こちらのフォルダ内のフォルダをすべて削除してください。
例:「11.0」フォルダなど

 

 

ユーザアカウント制御が絡むということは、起動時の権限の設定が変わってしまったか、ライセンス認証したアカウントが行方不明になっているのかなぁと思っていたら・・・まさかのVirtualStoreだったとは。
※Windows XPでは管理者権限でProgram Filesへの書き込みが可能だったが、Windows Vista以降はセキュリティの都合できなくなっている。アプリケーションの設計がWindows XPの時代の設備用設定アプリはProgram Files内のアプリケーション(.exe)が格納されているフォルダがデフォルト保存先であるものが多く、気軽に保存すると、PC上から見た状態とアプリケーション側から見た状態が不一致するのでファイルを見失う結果を招く。(アプリケーション側に不都合が発生しないように、アプリケーションから見たProgram FilesをVirtualStoreフォルダへ仮想化し、騙すという手法が取られている)

 

 

 

 

以後は普通に起動できるようになりました。問題のあった他のPCでも起動を確認。(ソースネクストの信じられない値下げキャンペーンのおかげでライセンスを沢山持っている)

 

 

VirtualStoreフォルダへ仮想化は設計の問題なので、他のアプリケーションでも同様の問題が発生する場合がありますので、備忘録としてここに残しておきます。

 

 

追記

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Windows8.1からWindows10へアップグレードした際に、上記のレジストリ削除を行おうとした場合、

 

 

「キーの削除エラー Sound Forge Pro を削除できません。削除中にエラーが発生しました。」

 

 

と表示されて、削除が行えない状態になりました。こちらで2例確認できましたので、恐らくこの状態で困っている方がいると思いますが、アクセス許可の問題だけですので、アクセス許可のユーザの再登録やフルコントロールの再設定で直ります。※こちらの手順を突き止めたかったのですが、実現に至らず・・・一度成功してしまうとこのエラーが出なくなり上記の方法の通り削除が可能になってしまうので不具合サンプル数が足りません・・・。多分、ユーザを一度削除して追記してフルコントロール権限を与えて削除が出来た気がします。フリーソフトなどは使用せず、設定のみで削除が可能だったという事をここに残しておきます。