劇伴(サウンドトラック)に15.73kHzが収録されている | 音響・映像・電気設備が好き

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「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

iZotope RX 4を買ってみて、自分のテスト音源を開いているとスペクトログラムに線が入っている音源があることに気が付きました。
※64bit環境で、Sony Creative Software Sound Forge Pro 11にバンドルされてきたiZotope Mastering and Repair Suiteに収録されていたプラグインを使いたくて結局買ってしまった・・・

イメージ 1
iZotope RX 4の画面


イメージ 2
15.7kHzあたりになにやら一定の音が・・・

回答を書きますが、これはSDブラウン管の音で、周波数は15.73kHzです。

参考リンク:
CRTが発している高音

このテスト音源、劇伴(サウンドトラック)なので、同期を取るために収録現場にSDブラウン管を持ち込んでいたのだと思います。(ちなみに、久石譲 もののけ姫サウンドトラックの「戦いの太鼓」)
※筆者は15kHzは聞えませんが、オペレータ時代、同時通訳者に映像を返すために同時通訳室に9インチブラウン管を設置した際に、通訳音声で同じように15.73kHz混入問題が起きたことがあります。

イメージ 3

イメージ 4

となると、他のジブリのサントラもそうだよなぁと思い、開いてみると、映像と同期を取っているトラックには入っていました。

Smaartでスペクトログラムを表示させていても、測定会場内にSDブラウン管(HDは滅多にないと思いますが)があると、この15.73kHzは混入しますので、頭に入れておくと良いかと思います。

それにしても、当時は気が付かなかったのですかね??まぁ、気が付いたから何が出来ると言うわけでもありませんけど。