【解決編】VGAケーブルストレートフルアサインでの不具合事例2 | 音響・映像・電気設備が好き

音響・映像・電気設備が好き

「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

この記事は問題提議と解決編で構成されています。
問題提議はこちらのVGAケーブルストレートフルアサインでの不具合事例をご覧ください。

簡潔に結論から述べますと、MacのノートPCのEDIDが存在しない場合のVGA出力のプラグ&プレイは、RGBのグランドとHD・VDのグランドをショートすることで行われています。
つまり、VGAケーブルがストレートアサインで、EDIDを持たないモニタ機器のRGBのグランドとHD・VDのグランドがセパレートしている場合は映像が出力されません。

イメージ 1


イメージ 2


これがVGA端子のピンアサインと形状です。
実際に本不具合を発生させた機種で確認しましたが、Macのノートの場合、シェルと5・6・7・8がショートしていてグランド扱いとなっており、10のSyncグランドがこれらにショートするとプラグ&プレイが行われる仕組みになっているようです。

イメージ 3

通常のディスプレイ設定


イメージ 4

シェルと5・6・7・8のいずれかを10にショートさせるとVGAディスプレイの設定が現れる。

今回の件はMacだけでしか確認していません。
非常に特異な場合ではあるとは思いますが、他のハードウェア(例えばMacと同じグラフィックボード等)でも同様の方式を採用したプラグ&プレイが存在するかもしれません。
ノートPCのVGA出力からBNC×5変換や、ストレート結線のVGAケーブルでプロジェクタに接続している場合は、注意が必要です。