高校生の頃、ITT CANNON以外にキャノンコネクタがあることを初めて知りました。
それがノイトリック社が製造販売しているNEUTRIK NC3Xシリーズです。
それがノイトリック社が製造販売しているNEUTRIK NC3Xシリーズです。
メス側がゴムで出来ているXLRより、プラスチック製のXLAを好んでいた自分にとっては、このNC3XシリーズBタイプの黒いキャノンは画期的で、これからはこれが主流になるのかな、と思っていました。
NEUTRIK NC3Xシリーズ。現行はXXシリーズです。
そして、当時とても感心したのは、「スイス製品」であるという事でした。
ビクトリノクス製品が好きな筆者にとっては、スイス・メイドというだけで、心躍るには充分なファクタです。
そうして、程なく音響映像業界に漬かってみると、ノイトリックのコネクタがスイス・メイド表記でなく、リヒテンシュタイン公国という聞いたこともない国名になっているのです。
※リヒテンシュタイン公国はノイトリックの本社が設置されている国です。ですのでリヒテンシュタイン表記が正しいのでしょう。
ビクトリノクス製品が好きな筆者にとっては、スイス・メイドというだけで、心躍るには充分なファクタです。
そうして、程なく音響映像業界に漬かってみると、ノイトリックのコネクタがスイス・メイド表記でなく、リヒテンシュタイン公国という聞いたこともない国名になっているのです。
※リヒテンシュタイン公国はノイトリックの本社が設置されている国です。ですのでリヒテンシュタイン表記が正しいのでしょう。
あの、スイス・メイドのノイトリックはどこへ行ったのか…と思っていたら、機材更新の際についに出会えました!
これがSWISS MADEのNEUTRIK NC3Xシリーズです。
こちらは現行でもあるLIECHTENSTEIN表示のNEUTRIK NC3Xシリーズです。
おまけで上2種の中間の時期に販売されていた無刻印です。
自宅にある現行品と比べると、塗装や表示が微妙に違います。
決定的な違いは、メスコネクタについているOリングの形状が変更されている点です。
旧タイプは断面が丸の完全なOリングなのに対し、現行品は断面がL字になっています。
※写真の旧コネクタは該当部品は劣化してありません。
NC3Xシリーズは現在ではNC3XXシリーズに代わられてしまいましたが、ノイトリックの系譜を語る上で決して外せない製品です。