ITT CANNON F77とNEUTRIK Dレセクプタクル | 音響・映像・電気設備が好き

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「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

ITT CANNONのF77シリーズとNEUTRIKのDL・DLX・D・FPシリーズのレセクプタクルの寸法の違いを図面化してみました。
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ご存知の方も多いでしょうが、このITT CANNONとNEUTRIKの取り付け寸法は、ネジ穴の位置が違います
※NEUTRIK製品の方が、ITT CANNON製品より1mm大きい。
※海外製品で、ナナメにバカ穴が空いていて、裏ナットで留める両製品対応型の製品を見たことがあります。

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もうひとつ注意点がありまして、NEUTRIKは取り付け穴にタッピングをする場合、M3皿ネジが推奨されています。そのためのザグリもあります。対して、ITT CANNONはM2.5もしくはM2.6のナベネジが推奨されています

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M3.0皿ネジとM2.6ナベネジ。
M2.5が国産、M2.6はインチ規格らしいですが、M2.5のタップって筆者の近所には売っていません…。

このレセプタクルのオリジナルは言うまでもなくITT CANNONで、カナレのフランジタイプレセプタクルもF77寸法に昔は準じていました。が、ノイトリック製品が浸透し始めてから、カナレは両規格に対応した商品を作るようになりました。※昔はF77規格でITT CANNONがXLRレセプタクル、カナレがBNCとRCAのレセプタクルというシェアだった。
こうなってくると形勢逆転で、「ITT CANNON(F77)にはあるけど、ノイトリックにはない」ものが無くなってしまい、それどころか「ノイトリックにはあるけど、ITT CANNON(F77)にはない」ものが増えすぎ、結果、形勢は逆転しオーディオ分野に於いては、シェアを覆すことが難しくなってしまいました。※唯一の例外は、2ピンのキャノン

これからは、NEUTRIKの寸法がスタンダードになると思われます。

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NEUTRIK NAHDMI-W

HDMIレセプタクルなんていう製品もノイトリックは取り扱っています。凄い!!
※ガワはIEEE1394やUSBのレセプタクルと同じだろうけれど…。