NAGRA SNST テープレコーダ | 音響・映像・電気設備が好き

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「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

音響について興味がある人には、「NAGRA」と言うと、映画などの撮影で使用されていたテープレコーダを思い浮かべると思います。乾電池で稼働できる、あの小さなオープンリール方式のテープレコーダです。

※Adobe Illustratorをお遊び程度に触ったことがある筆者にとっては、宮本幸男さんがIllustratorで描いた実写さながらの「NAGRA IV-S」という印象も強いです(笑)

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宮本幸男さんが描いた「NAGRA IV-S」。
個人的には、参考に、というより「畏怖を感じる作品」です…。


自分は、NAGRAのテープレコーダは人生で4~5台しか触ったことがありませんが、そんなNAGRAの中でもとりわけ驚いたモデルがあります。それが、NAGRA SNSTです。

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こちらが製品写真。(ネットから拾ってきたものです)


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携帯電話との比較。
※こちらは筆者が昔、記念に撮ったものです。所有したことはありませんよ(笑)

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とにかく、精度が半端でない製品なのです。

この筐体の小ささ、巻き戻しはクランクを引っ張り出して手動で行うというレトロさ(笑)、そして何より素晴らしいのがデザイン。メータやツマミ、どれをとっても計算されたメカメカしさを感じます。
※SNSTかわかりませんが、同タイプがトマス・ハリス原作の映画「羊たちの沈黙」で使用されています。確かレクター博士とクラリスの話を刑事が盗聴している場面だったと思いますが…(未確認)

現在では全く疎遠になってしまいましたが、たまにはこういった、後継機が販売されることのなかった高精度で良質な製品に触れたくなります。