64QAMをNTSCベクトルモニタで再現する | 音響・映像・電気設備が好き

音響・映像・電気設備が好き

「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

64QAMというデジタル変調方式があります。図式で示しますと。以下の様になります。

イメージ 1


これは、直交振幅変調(Quadrature amplitude modulation 略称:QAM 読み:カム)で8×8=64個の値を送る伝送方式です。64値送れるので2の6乗の6ビット伝送というわけです。

イメージ 2
フーリエ変換の式もあるのですが、筆者は完全に説明できないので、模式図だけで…。
要は搬送波と信号の位相差を角度、信号の振幅を半径に復調するとベクトル値が得られるということです。

これを勉強しているとき、NTSCの色信号は直交振幅変調(アナログQAM)なので理解が非常にしやすかったのですが、ふと、NTSCのベクトルモニタでも64QAMが再現できないだろうか?と思いつきました(笑)



NTSCベクトルモニタはxとYの比率が違うので計算が結構めんどくさかったのですが、(というか間違えました)出来ました(笑)

イメージ 4

NTSCのベクトルモニタで64QAMの再現をした人は非常に稀でしょう…。

今回使用した画像は、RGB値だと負の値が出るので掲載できませんが、MGの値は負ではないので掲載しておきます(笑)
計算間違えて、完全な正方形になってはいませんが、NTSCベクトルモニタをお持ちの方は遊んでみてください。※画面4分割して画像を4つ配置して、3画面分の色相を回せば上記の写真の様に表示できます。

イメージ 5