首記の計算ができない人が20歳以上の日本人に約4割いるという情けない統計が出ています。なぜなら、計算機が普及し始めたかららしいのです。1980年代は、日本人の9割が正しい回答を得たそうです。この間違いがなぜ起きるのか、と言えばこうです。
9-3÷1/3+1 =の3÷1/3を3/1/3のように計算機に入れると、それは3/3となり1となります。すると式は、9-1+1で答えは9として導かれます。計算機に頼り過ぎることが原因の一つです。
これを9-(3÷1/3)とすれば、(3÷1/3)は(3x3)と同じになりますから、9-9となりますので、式は9-9+1で答えは1となります。
私は大学生の時、中学生に数学を教えていました。でも大学を卒業してから数学には一切手を触れていませんが、首記の式は暗算ですぐに解けました。計算機は必要ありません。
しかし困ったものですね。こういう四則計算は、我々の生活に必要です。高校の数学は忘れても、せめて中学の数学は頭に入れて置きたいものです。
ところで、6÷2(1+2)=の回答は何でしょうか。 9と1の二つの回答が出るそうです。私は暗算で1の回答を出しましたが、正解は9だそうです。計算の原則は、まず括弧内を計算し、後は、掛け算と割り算の混じった式は、左から計算する、との由。だから、これは、6÷2x3となりますので、左から計算すると9になります。でも納得していません。
次に以下の問題を頭の運動としてやってみませんか。
1 + 4 = 5
2 + 5 = 12
3 + 6 = 21
8 + 11 = ?
この問題は、1000人中1人の割合で正解が出るそうです。
私はこれを₄分で解きました。一応紙に計算式を書いて解答しました。まだ流動性知能(Fluid Intelligence)は活発に動いているようです。答えは書きません。楽しんで解答してみてください。