東国三社巡り~その①鹿島神宮の木札の文様を探る | いのちまるごと美しく!『ホリスティック美人塾』

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先日、大阪の夢をかなえる中華まん専門店、

揚げまん本舗肉まんアトムさん主催の

東国三社巡りツアーに参加させていただきましたウインク

 
↑最初に伺わせていただいた三社の大元・大戸神社さんの御神木キラキラ
 
 
アトムさん主催の神社ツアーに参加させていただいたのは

今回で3回目ウインク

 

今まで新屋山神社・浅間神社へ箱根・九頭竜神社などへ

連れて行っていただきました。

 
神社の空間が大好きな私は、色々な方が主催される神社ツアーに
参加させていただいていますが、「どの神社に行くのか」
ということはもちろんですが、「誰と行くか」というのが
けっこう大事だと感じています虹キラキラ
 
というのは、一緒に行く方々それぞれにご縁のある
場所があったり、その人だからこそ起こる出来事などもあり、
自分一人だと呼ばれない場所、知ることもない場所にも
ご縁をいただけるので、色んな方とご一緒させていただける
ツアーが好きなのですウインク
 
特にアトムさんのツアーは、参加される方々も皆いい方々ですし
アトムさんの飄々としたキャラクターがとても楽で(笑)
肩肘はらない居心地のいいツアーなのです口笛
 
今回のツアーでも今まで2回のツアーで
ご一緒させていただいた方々とも再会でき
半年ぶりにお会いしての近況報告など
移動時間もとても楽しく過ごさせていただきましたラブラブ
 
 
 
↑東国三社の大元とされる大戸神社にて
 
 
さて、今回のツアーで伺わせていただいたのは、

茨城県南部と千葉県にまたがる地域にある

「東国三社」と呼ばれる三つの神社さん。

 

鹿島神宮、香取神宮、息栖(いきす)神社の三社のことで

2000年以上の歴史を持つ貴重な聖地といわれ、現在でも

東国三社参り(三社を詣でる事)が行われています。

 

(イラスト・文章参考引用: 神栖市観光協会HP

 

三社の場所は、息栖神社が直角の頂点として

鹿島神宮と香取神宮を結んで直角二等辺三角形を描くように

建てられています。

 

実は、三社それぞれ富士山を意識して建てられており、さらに

三社の大元と思われる大戸神社とは、夏至の日の出ライン、

春分・秋分ラインと密接に関わっているそうです。

 

こちらのページよりお借りしました。

 

 

 

 

江戸時代には「お伊勢参りのみそぎの三社参り」と

呼ばれるほど篤い信仰を集めたそうで、

 

鹿島神宮が「過去」

息栖神社を「現在」

香取神宮が「未来」

 

を映す鏡、とも言われており、三社を巡る事で

 

自分の方向性を見据えて要となる決意を支える

 

のだとか!

 

確かに未来を映す香取神宮の奥宮では、

未来のメッセージが降りてきた気がしましたよ~アップ

 


 

三社それぞれで御朱印もいただきました。

 

↑香取神宮(右)、息栖神社(左)

 
↑鹿島神宮(右)、鹿島神宮奥宮(左)
 
 
↑鹿島神宮の御神水で作られた縁起のいいお蕎麦ラブラブ
 
 

最後に伺った鹿島神宮では、三社全てを巡った記念品を

いただけました。

 

 

この木札、写真にあります通り、上に穴が空いているので

糸とかを通せるようになっているのですが、社務所の方に

お聞きしたところ、決まった使い方というのは特にないそうで

飾りにしたり、お守りにしたりと、自由に決めていいそうです。

 


ところでこの木札の図案、気になりませんか?

下に「鹿嶋」と書かれているのは分かりますが

上にある点と線はなに??

道教の護符で使われる図案にも似てるように見えますよね~

 

そこで社務所の方にお聞きしたところ、

 

一番上にある点と線は雷(稲妻)を表し、

田田と書かれているのは、「デンデン・ゴロゴロ」です、

雷とデンデンと鹿嶋の文字、この3つで

鹿島の神さまを表している「まじない紋」のようなものです、と。


ほ~!面白い!!

ところで、でんでん、ごろごろ、とは??

そこは聞かなかったので、ネットで調べてみました。

 

鹿島神宮の御祭神は、武甕槌大神(たけみかつちのおおかみ)。

「御雷」と書いて「みかづち」とも。

雷神・剣の神・地震の神・相撲の元祖・高天原最強の武神、

と言われる神さまです。

勇猛に鳴り響く厳しい神霊で、「電電の神の事」と書かれている

文章も。

 

 ↑大ナマズ(地震の象徴)の頭を抑える武甕槌大神さま

 
 
雷の神さまだから、稲妻が書かれているのですね。
そういえば、境内の楼門にも稲妻がモチーフと思われる木彫りが
左右に安置されていました。
 
↑お写真はこちらからお借りしました。
 
稲妻は分かるとして、デンデン・ゴロゴロとは??
稲妻の鳴る音?
であるとしても、音(オン)を「田田」という漢字で
表しているのも面白いですね。
 
色々と検索していたら、奈良県・石上神宮の
神剣渡御祭(しんけんとぎょさい)の別名が
「でんでん祭」と言われることが分かりました。
 
渡御の行列が太鼓を「でんでん」と打ち鳴らしながら進むので
そう呼ばれているとのこと。
 
そもそも石上神宮の主祭神の一柱は、
韴霊(ふつのみたま)の剣とその霊威。

「韴霊剣」(ふつのみたまのつるぎ)と言えば、
武甕槌大神が葦原中国を平定するのに用い、
また神武天皇東遷の際、危機に陥った神武一行にもたらされ
勝利へと導いたとされるもの。

その剣は石上神宮に祀られることになり、
武甕槌大神のもとには戻らなかった、と。
 
「韴霊剣」とともに、鹿島の神様・武甕槌大神を表す
「でんでん」という言葉も石上神宮に伝わったのかもしれません。
 
さらに石上神宮では、鎮魂祭(みたまふりのみまつり)が
今も残りますが、香取神宮のご祭神「経津主神」(ふつぬしのかみ)
は、鎮魂の儀式である「御霊振り(ミタマフリ)」で用いられる
破邪の剣「布都御魂剣」が神格化したものである、ともいわれます。
 
となると、石上神宮と香取神宮にも
つながりがあるのかもしれません。
 
さらに、石上神宮は物部氏の総氏神ですが、
物部氏の遠祖・饒速日命(にぎはやひのみこと)は
天璽十種瑞宝(あまつしるしとくさのみづのたから)を携えて、
多くの供を従え、天磐船(あめのいわふね)に乗って
豊葦原中国(とよあしはらのなかつくに)に降臨された、と
されていますが、息栖神社の御祭神の一柱こそ
天乃鳥船=天磐船です。
 
つまり、石上神宮は東国三社すべてと
遠からぬ関係があることが分かりました。
 
歴史の面白さにハマりだすと止まりません(笑)
 
随分長くなりましたので、この続きは、別記事でウインク
 
長文お読みいただきありがとうございました照れラブラブ
 
 
 
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ベル6/18(日)ホリスティック美人塾 10:00~@自由が丘

6/26(月)お仕事帰りの気功レッスン19:00~@京橋(予定)