茶道と道教・禅のつながり☆ | いのちまるごと美しく!『ホリスティック美人塾』

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峨眉気功・ヨガ・太極拳・ホリスティック医学・ホメオパシー等を学び、人間・いのち・存在についての考察を深めながら、一人ひとりが輝いて生きていかれる道創りを探求中☆

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毎週水曜日23時~Eテレで放送中の『100分de名著』という番組で、今月は岡倉天心の『茶の本』が取り上げられています。

先日1/14の放送回のタイトルは、「源泉としての老荘思想」。

“茶道は姿を変えた道教なのである”

“禅は老荘思想(道教・「不完全性=虚」を根本におく)と仏教のハイブリッドである”

などなど、道教・仏教の要素を含む峨眉派の気功を学ばせていただいている身としては、興味深い言葉の数々!!

もともと12世紀末に、建仁寺開山・栄西禅師が中国から茶種を持ち帰って日本において栽培を奨励し、喫茶の法を普及されたそうですが、今年はお正月に京都の高麗ギャラリーカフェで1200度、1300度の熱で焼かれた茶碗にてのコーヒーセレモニーで素晴らしい経験をさせていただいたので、一椀のお茶を通して宇宙と一体となるお茶の世界に興味が湧いています!!

岡倉天心の『 The Book of Tea (茶の本)』は、もともと英語で出版され日本語に訳されたものですが、第一章のタイトルが「The Cup of Humanity」。

出だしから凄い~!!
ちなみに第三章のタイトルは「Taoism and Zennism」(道家と禅)です。
易しい英語で書かれているので、この機会にぜひ読んでみようと思います☆

次回の番組タイトルは「琴には琴の歌を歌わせよ」。

「誰が弾いても決して鳴ることがなかった名琴を、名人・伯牙はこともなげに鳴らす。
その極意は、自分の歌を歌わせるのではなく琴自身に歌わせ、琴と自分が一体となることだった。
道教説話に出てくるこのエピソードこそ、芸術に触れる際の「茶道」の極意だと天心は説く。」


ご興味のある方は、ぜひご覧になって見てください(^_-)-☆


★「100分de名著』番組ホームページ
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/40_chanohonn/index.html#box01


★茶祖・栄西禅師についてはこちら
http://www.kenninji.jp/yousai/chaso.html

★写真のお茶碗は、比叡山にある工房の登り窯で焼かれた いだきしん氏によるお茶碗です!
http://www.idaki.co.jp/