硬い歯の被せ物が相手の歯を削るという誤解 | 病気を改善する、健康を増進する歯科治療

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多くの人が誤解しています。

被せ物つめものは硬ければ硬いほど相手の歯を削る、、、、と

でも違います。

噛みあう相手の歯を削るのは表面の硬さという要素ではないのです。

では何が相手の歯を削る要素なのでしょう?

それは「表面の粗さ」です。

表面が粗い、つまりザラザラしていると相手の歯を削ります。

表面が滑らか、つまりツルツルしていると相手の歯をあまり削らないのです。

 

硬さで並べると

ジルコニア>ガラス系セラミック(e-maxなど)>長石系セラミック(セレックC)>コンピジットレジン

ですが

 

相手の歯の削りやすさで並べると

コンポジットレジン>長石系セラミック>ガラス系>ジルコニア

となります。

 

これはかなり意外ですね。

特にコンポジットレジンはフィラーという無機質の小さな破片をレジンという樹脂で固めたものです。

表面の樹脂が減ってくるとフィラーという無機質がむき出しになって小さな棘が沢山出たような状態になります。それがコンポジットレジンの表面のザラザラなのです。そしてそのザラザラがサンドペーパーのように相手の歯を削るのです。

 

これは歯科医師も誤解している人がいるくらいですから一般の方は知らない人の方が多いでしょう。

意外なコンポジットレジンの短所でした。