筋肉テストでの間違いはなぜ起きるか? | 病気を改善する、健康を増進する歯科治療

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 前回の記事では噛み合わせは必ずしも症状の原因にはなり得ない、むしろ千とか万とかある問題の一つでしかありませんよ。むしろ噛み合わせにアテンション(意識)注がれて固定されてしまうと別の病気すなわち噛み合わせ神経症になりますから注意してくださ、というお話をした。
 たまに反論が来ることがある。
「でもOリングでそういう反応が出たんです。だから噛み合わせの問題に違いありません!だって体は嘘はつかないですから、、、、、」と
 しかしキネシオロジーやOリングテストなどの筋肉テストでも間違うことが多々あるのが本当のところである。別にキネシオロジーやOリングテストを否定したりけなしたりしているわけでは無い。何事も間違った使い方をしたら結果も間違えるし、使う側の意図に問題がある場合や、その技術自体の欠点もあるのだよというだけの話である。欠点のない技術は無いし、またどんな素晴らしい技術でも使い方によってはガラクタになる場合もあるのだよというだけの話である。たまに私のブログを読んでOリングテストをけなしているとか否定していると勘違いされる方もいるようだがそれは誤解である。

 間違えるケースの一つ目は術者の引き出しの少なさから限られた答えしか出ないという場合である。その場合は答えが限定され結果的に間違えてしまう。例えば「噛み合わせが全て」でそれに「金属などの適不適の問題」が加味されるというような引き出しが二つしかない施術者がテストをすれば答えはそのどちらか有るか無いかという答えしか出てこない。
 
 『無い袖は振れない』 ということでこの場合は『噛み合わせ』と『歯科材料の適応』という二つの袖が振れるのか振れないのかという答えしか出ないのである。そんなに少ない引き出しの中からこの複雑で多様な人間の問題の答えを導こうというのはいささか乱暴というものである。視野が狭すぎるので他が見えないのである。他が見えないから「噛み合わせが全て!」といっている歯科医師が『全ての病気の70%は噛み合わせから来ている』と誤認するわけである。だって引き出しがそれしかないのだからそれしか経験しようがないではないか。そういうドクターにはぜひ引き出しをたくさん増やしていただきたいと希望する。前回も言ったセリフだが「ホリスティックなパラダイムを脳にインプットしてね!」ということである。
 
 筋肉テストが間違える第二の原因は「転移」という要因がある。転移とは他人の情報がまるで自分に乗り移ったように影響することである。例えば治療家が患者と同じ部分に痛みを感じたり患者と同じ病気にかかることがある。これはまさに「転移」である。それは意識的に転移を起こさないように注意し適宜チェックし続けないと頻繁に起きることなのだ。(ちなみにフィシオエナジェティックでは転移のチェックを頻繁に行うことを推奨している)

術者に強い信念があるとそれが患者に『転移』することがある。要するに筋肉反射の結果が術者の強い信念で操作されてしまう(むろん無意識下で起きることだ、意識的にしたとしたらそれは別の問題になる)。

例えば噛み合わせが全てであるという強い信念が術者にあれば、筋肉テストでそういう結果がでることも不思議ではない。だからこそ術者は幅広い知識を持った上で、なおかつ先入観をもたずにあらゆる可能性に心をひらきつつテストしなくてはならない。 
(注:フィシオエナジェティックでは心理学で用いられている「転移」と違う意味で用いられている。)          
               つづく

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