歯のかみ合わせが気になるあなた!もしかして噛み合わせ神経症かも? | 病気を改善する、健康を増進する歯科治療

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 首や肩や腕に痛みや苦しさを感じる人で噛み合わせが原因じゃないか?
と疑念に駆られている人を多々見受けられる。
 
 そういう人たちはたいてい「噛み合わせは万病の原因ですよ~」という類の本を読んだり
そういう考えをもっている歯科医に診療をうけたり、そういう主張をするサイトに影響をうけている。
そしてそういう人たちは噛み合わせが気になって気になってしょうが無い!なんて事になっている。
『噛み合わせ』という考えに憑りつかれてしまっているのだ。
 
 そういう状態を『噛み合わせ神経症』と呼ぶ 。
(私が勝手にそう呼んでいる。他の誰かが同じネーミングをしている可能性もあるが、、、)

歯のかみ合わせや顎の位置の不正が身体に影響を及さないというわけでは無い。
確かに体にある一定の影響はある。

 例えば小臼歯を上下左右の四本抜歯して歯列矯正してから極度に体調を崩しているような人もいることは確かだ(日本人は口腔の容積がもともと狭いので抜歯するとさらに狭くなり舌の置きどころが無くなりいろいろ問題が起きやすい。それに比べて西洋人はびっくりするくらい容積が大きく問題をおこしずらいようだ)。
 
何がまずいかというと例えば下顎の位置が後ろに下がって気道を圧迫するとか、歯列が舌を押して舌骨筋群の過度の緊張をもたらして血行障害を引き起こすとか、頸椎の湾曲が失われてストレートネックになるなどの問題もある。

そのような場合は昔の治療時に抜歯して隙間を閉じた状態をもう一度歯の隙間を広げて顎の位置を極力以前の状態に戻してあげると嘘のように改善することが多々ある。

 そのように矯正歯科治療や大がかりな補綴処置(被せ物などをすること)という人為的に大幅に手を加えられた場合は甚大な問題が出る場合は多い。

しかしそれ以外の場合で噛み合わせの問題が心身に大きな影響を及ぼすということは実はそれほど多くないというのが本当のところである。
 
 噛み合わせの問題は主に体の構造的問題に影響を及ぼす(歯根膜の受容器を通して情報系にも働きかける場合もあります)。つまり身体の歪みとか圧迫とか姿勢のアンバランスなどの問題に主に係っている。しかしそういった歪みなどの問題は人間に影響をおよぼすごく限られた一分野でしかないのだ。
 

もう一歩踏み込んで言うと歪んでいるからなぜ悪い?姿勢が悪いからなぜ悪い?もしかしたらその歪みやポスチャーの問題はその人が持っている不調と何の関係も無いかも知れないじゃないか。

だから肝心なポイントは、、、、
その歪みなりなんなり問題点らしきものがあったとしよう。その問題点がその人の感じている不調と本当に関係あるのか否かをちゃんと確かめているのか?(要するに診断の問題)という事である。
 

人間何か問題点Aがあったときに、何となく異常にに思えるBという事象が近くにあると、
そのAとBを結び付けてしまうものなのだ。

腰痛があってたまたま腰椎にねじれや歪みがあったら腰痛の原因はこれだ!
と思ってしまいがちなのだ。本当は関係無いのかも知れないとはあまり考えないようだ。

 さてみなさん。仮に車が故障したらどんな修理工に修理をしてもらいたいだろうか?

車の構造的問題しかわからない修理工に修理を依頼したいだろうか。

車の構造的問題といったらネジが緩んでいいるとかいないとか、タイヤの空気圧のバランスが取れているかいないかとか、足回りのバネのバランスが狂っていないかとかそういう観点の問題だ。

もし仮にオイル不足だとか、電気系統の問題とか、車を制御するコンピューターの問題で車が故障していたとしたら間違いなく修理不可能である。
 
修理不可能どろかサスペンションやら何やらあちこち構造的問題をいじくりまわされてかえって調子が悪くなるのがおちである。なぜなら構造の問題しか理解できない人に見えている世界は全てが構造で成り立っている世界だからである。

だから全ての現象を構造の問題で理解し説明せざるを得ないからなのだ。それは非常に大きな片手落ちである。片手どころかタコの足は一本ですよなんて言っているのと同じである。

その人にとって見えていない世界は存在していないわけでは無く厳然と存在している。
だから影響は如実に受けているのである。

  故障した車を修理しょうとしたら車を構成する全分野に関する知識が必要になる。
タイヤの事もサスペンションの事も吸気系と排気系の事も燃焼系の事もギアの事も電気系の事もコンピュータの事も電気系の事も一通りの知識と観点が必要なのだ。

(まあ車の故障というのはあくまでもたとえ話なので人間にそのままあてはまるわけではない。一応理解しやすいように言ったまでだ。もちろん車には自己治癒力は現時点では無いし新陳代謝もないまた異なった分野間の相互の影響は希薄である。)


 人間で言うと

1、筋肉や骨格などの構造的問題は勿論のこと、

2、栄養素の過不足や消化吸収、毒素や老廃物の蓄積の問題、感染やアレルギーの問題などの生体化学的分野、

3、ストレスやトラウマや信念などの精神心理的問題、

4、脳機能などの情報処理や経絡システムなどの情報伝達や受容器などの情報のセンサーなどの情  報の分野、

5、さらに微細なエネルギーの世界、

6、形而上の分野(象徴的空間=情報空間)

などこれくらいの分野はおさえておきたいところである。

 だから肩や首に問題があるよ!といった場合、
もし「噛み合わせ」しか見る観点が無いとしたら
上記の6分野の1番目のさらにその中の数百分の一しか見ていないということだ。

とするとあまりに無視している世界が広すぎやしないだろうか??????

だから私はホリスティックに見てください、ホリステックなパラダイムを脳にインプットしてくださいと言い続けている。

ホリスティックとは『全体性』のことである。部分のみでなく全体を観る。全体から部分を観る。部分から全体を見る。部分同士の関係性も観る。
 
 部分と全体とは物理的規模の部分と全体という意味だけではない。
もちろん細胞や組織や臓器という部分のみでなく人間全体をトータルで観るという観点も重要である。

しかしそれだけでは足りない!!!

それプラス様々な分野や次元も同時に観るという観点も持って初めてホリスティックと言える。

 例えば腰が痛いよ!という人が100人来たら100人ともやることが違うのだ。痛み!というととかく構造的な問題だと人は思いがちであるだがそうは問屋が卸さないのだ。
 
  ストレスや何らかの重たい感情を抱えていてその影響で腰が痛いことが往々にしてある。
ならば感情解放を何らかの形でやる必要がある。

しかも10人のストレスや重たい感情を抱えている人がいたら10通りの異なった方法が必要になる事もあるのだ。
ある人にはカウンセリング、
ある人にはEFT、
ある人にはEMDR、
ある人にはホメオパシー、
ある人にはフラワーレメディー、
ある人にはNVポイント、
ある人にはヒーリング、
ある人にはアファメーション、
ある人にはNLPとか、、、、

 もちろん脊柱や筋肉などの構造的問題があればオステオパシーやカイロなどの手技療法、
あるいはたま~に歯のかみ合わせの治療も必要になることもあるだろう。

しかも腰が痛いからといって腰の治療が必ずしも必要でない場合も多い、足の甲とか頸椎や頭蓋骨に働きかける必要がある場合もあるのだ。

 実は体の痛みの原因で結構多いのが『重金属中毒』だ、

水銀、ヒ素、鉛、カドミュウムなどの有害重金属の蓄積が痛みの原因になる。その場合は重金属のデトックス(キレーション)が必要になる。

痛みという観点で言うと重金属中毒は頭痛、腰痛、首痛、顎関節痛、腱鞘炎、股関節痛、膝痛など様々な痛みの原因になるものなのだ。他に生体化学的レベルではアレルギーも痛みの原因の一つである。大豆アレルギーやカンジダアレルギーで膝や肩が痛いという人はごまんといる。

 あともう一つ生体化学的分野で多いのが慢性ウイルス感染がある。ウイルスが坐骨神経などに住み着いてしまった場合に走るような痛みに見舞われる。

 また脳機能の異常や、経絡システムの異常で痛みが起きている場合もある。その場合は脳機能の調整や経絡を整える処置が必要になる。

 難しいのは上記にあげたそれぞれの分野が影に日向に縦横無尽に関係しあっているというところである。

アレルギーが経絡システムを混乱さたり、
構造的問題がアレルギーを引き起こしたりまたその逆もある。
感情の問題からアレルギーになることもある。
重金属の蓄積で経絡システムに異常をきたすこともあれば
脳機能に影を落とし情報処理に支障を来たすこともある。


 以上のように何か問題があったら一つのアイディア(たとえば歯の噛み合わせ)だけにとらわれていたら本当の問題点が見えないということなのだ。

できるだけ広い視野を持つそれもホリスティックであるということだ。


 だから私は歯科医師ではあるが時には心理療法、時には手技療法、時には気功、時には鍼灸、時にはナチュロパシー、時にはアロマセラピー、時にはホメオパシー、時にはコーチ、そして時には歯科治療というように様々な処置をする。

例えば首が痛いんです、
噛み合わせに違和感があるんです!
と相談された時に結構感情解放のセラピーとか
耳のツボに置き鍼をしたり
ハーブを処方したりするのである。

 いかがですか?「噛み合わせが気になってしょうがない」という皆々様、
自分がいかに狭い範囲の問題に囚われていたかよくわかりましたか?

自分の注意(アテンション)がある部分に引き付けられると、
そこに問題を作り出してしまうのが人間です。

それは自分を見つめすぎるからかもしれません。正しく見つめることは良い事なのですが大抵の人は自分の持っている何らかの問題をその部分に投影してしまうので
す。

正しく妄想抜きで自分を見れる人はまれです。だから意識のベクトルを内向きでなく外向きにシフトしましょう。見つめるべきは自分自身でなく、見つめるべきは自分の進むべき方向です。

進行方向を見ずして前へ進めません。何を成し遂げたいのか、どこへ到達したいのかはっきりさせてそれを常に注視し続けましょう。
 
 見つめるべきは自分の歯の噛み合わせではありません。第一頭の角度で噛み合わせなどどんどん変化してしまいます。

ためしにやってごらんなさい。うつむいて噛んでみる。上を向いて噛んでみる。首を傾げて噛んでみる。どうですかまったく変わるでしょう?

噛み合わせ!
確かに重要な分野の一つだが姿勢一つで全く変わる噛み合わせの感覚の安定を追い求めてもおかしなことになりますよ。
 


本当の全人的歯科治療(ホリスティック歯科治療)はおおはし歯科クリニック
本当のホリスティックな代替医療はフィシオエナジェティック