歯根管に入れられたホルマリンはなかなか分解されない。 | 病気を改善する、健康を増進する歯科治療

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神経を抜いたりばい菌に侵された歯根管の内面を消毒するために世界的に使われてきた消毒剤がFCです。FCとはホルマリンとクレゾールの混合液です。


神経を抜く、あるいは神経が死んで腐ってしまうという事はどういうことだと思いますか?

それは歯に血が通わなくなるということです。

歯の神経を専門用語で言うと『歯髄』(しずい)と呼びます。

歯髄とは神経だけではなく血管や結合組織を含む組織のことを指します。

その歯髄を通して歯にリンパ液や血液が供給され老廃物は排泄されるのです。

そうです歯の中にも体液は循環しているのです。

歯に供給されるのは酸素であり栄養素であり免疫細胞です。

だからこそ分子レベルでは歯は新陳代謝しているし、呼吸しているし、ばい菌などの異物の排除や毒素の解毒などが常になされているわけです。


ではその『歯の神経』と呼ばれている『歯髄』を抜いて」しまうということは何を意味するのでしょう?

それはすなわち

歯は新陳代謝をやめる

呼吸をやめる

ばい菌などの異物を排除できない

毒素の解毒ができない

という状態に陥るのです。


それはどういうことか?というと歯は生きた臓器だったのにもかかわらず死んでしまう。つまり血の通わない有機物になってしまうということです。(厳密にいうと歯根の外側の薄皮一枚のセメント質という層は生きています。)


ただの有機物ですから新陳代謝も呼吸も異物の排除もできない。ということになります。

そこで起きる大きな問題が二つあります。


ばい菌を排除する免疫機能が働かない

毒物を中和して解毒できない


ですからホルマリンなどが歯根管内に貼布されたら分解されずにそのまま何年も残りえるということであり

ばい菌が繁殖してもそれを排除できないので腐敗が進むということでもあるのです。

それはゆゆしき問題ですよね。


つづく