新陳代謝?免疫のバランス?歯科治療と関係あるのでしょうか? | 病気を改善する、健康を増進する歯科治療

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『免疫力改善、自律神経バランス、筋肉・骨格のバランス、血行、新陳代謝スピードなどを整えつつ』


先日の記事では上に引用した本文自体には触れませんでしたので解説してゆきたいと思います。

まずは免疫力改善はどのように歯科治療に関係するのでしょう?

一つは免疫力の低下や免疫のバランスが崩れると歯科領域に問題が起きるという点です。


免疫力の低下とは免疫の全体的な能力が落ちるということです。例えば白血球の量が基準値より少ない状態とか、白血球の量は足りていても活性が低下しているとか、免疫グロブリンの血中濃度が低いなどの状態です。当然そのような状態だと感染や発ガンに対する抵抗が落ちるのです。例えば歯周病になりやすいとか歯周病が治癒しづらい、神経を抜いてある歯の根の周りの顎骨に病巣ができやすいという問題が起きます。


免疫バランスが崩れるとは過剰な免疫(アレルギーなど)やリンパ球系の免疫と顆粒球系のババランスが崩れるということです。アレルギーに関しては歯科材料にアレルギーがあると歯肉や体のどこかたとえば皮膚などに炎症などの症状が出ますよということです。また顆粒球系の免疫が過剰になると攻撃しなくてもよい細菌まで攻撃し始めて粘膜や皮膚に炎症や潰瘍が引き起こされるよということです。例えば胃潰瘍の原因の一つに顆粒球による過剰な免疫があるということはあまり知られていないことです。


上述した事柄は免疫に問題があると顎口腔系に様々な問題が起きますよという図式でした。しかしそういう図式と逆の図式もあることを忘れてはなりません。それは歯とか顎に何らかの問題があると免疫力や免疫バランスに問題が起きる場合がありますよという観点です。


例えば神経を抜いてある歯根の中でばい菌が繁殖すれば歯根周囲の顎骨に病巣ができます。そのような状態が長く続くと免疫に異常をきたしリュウマチや膠原病や橋本病のような自己免疫疾患 なることが知られています。


また、すべての歯は経絡的にある特定の臓器にそれぞれ関係性があるので、ある歯に問題があるとある特定の臓器が支障がきたしたりすることがあります。例えば上顎の第二小臼歯と第一大臼歯に感染根管などの問題があると甲状腺機能障害などが起きることが知られています。


そういった場合は歯の治療をすることで関連する臓器を治療することができます。ですから免疫のバランスや代謝の高さ (甲状腺機能)が歯科領域に影響しているだけでなく、歯の問題が免疫や代謝に影響を及ぼしていることもあるのだよということなのです。