映画『東京ゴッドファーザーズ』 | HYGGE 創作活動·読書感想

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ついこの間のごとく、Filmarks系のサービス「プレチケ」でイブの夜に『東京ゴッドファーザーズ』(2003)を鑑賞。劇場は新宿ピカデリー。


今敏監督の作品は『パプリカ』しか観ていないけど、

「こういうのが傑作と言うんだなぁ」

と、しみじみとなる映画。というか若干ながら泣きました。

中年の男とオカマのホームレス、そして家出少女の三人が聖夜に赤ん坊を拾う。その赤ん坊の親を探そうと東京の街を奔走することになるが……。

みんな幸せになります。

そういう始まり方をして、終わり方をする。そうした展開をすることを予定調和と呼ぶことを、この映画では良い意味で予定調和と呼びたい。

雪舞う東京を三人がぼろぼろになりながら、コロコロコロコロ転がってたどり着く結末に喝采と祝福を送りたくなる。それだけ、この世界の登場人物のことを私は愛おしく感じることが出来たのだろう。

Netflixなどでも配信されているので、この年末には、是非。

あ、ついでに宝クジが買いたくなる映画ですね。

(志田佑)