TC隊長 -8ページ目

JR北海道 [北海道DCキャンペーン] いよいよ封切り!

添乗員の隊長ですっ!





前回は山岳ガイドの隊長記事でしたが、
また添乗員に戻ります(汗)





今年のJR北海道さんはとぉ~~ってもワヤですよ
(^^;





北海道DC(デスティネーションキャンペーン)と称して様々なイベント列車、リバイバル列車が運行される事は鉄道好きなブロガーさんなら既に承知済みでしょう。



実施期間は7月1日~9月30日で、
既に列車撮影のため北海道に上陸してる人もいらっしゃるかと思います。


期間前にも既にSL列車やリゾート特急等が走り出してます!





このキャンペーンを鉄道ファンじゃない人に端的に説明しますと、

JRグループと北海道の各自治体や観光関係者が一致協力して北海道の魅力を全国に発信し、
全国のお客様に北海道を旅の「目的地」としていただくことを目指したものです。



列車においても鉄道好きなお客様に照準を合わせ、
北海道にしかない風景、味覚、そして北海道にしかない国鉄時代の車両をも組み合わせた企画列車が多数運転されるものです。





☆目的地=デスティネーション!





つまり北海道に来いやっ
ι(`ロ´)ノ
ってことです!





設定される列車の中でも目玉になるのがリバイバル急行列車!



かつて北海道を走っていた多数の急行列車を昭和の車両を使って復活運転するものです。





本日、函館から「北海道一周号」が出発します。





この列車は

急行ニセコ
急行狩勝
急行大雪
急行エルム

という往年の急行列車に名前を変えながら4日間かけて道内を駆け巡り、再び函館に舞い戻ってくる設定で隊長もJR北海道の添乗員として全行程に同行して参ります。

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添乗員としての乗車のためどれくらいレポ出来るか分かりませんが、
この急行列車の雄姿を少しでも多くお伝えしたく思います。





明日は5時起きなので寝ますよあせる





オヤスミあせる

隊長 VS カタツムリ山バール 利尻島編

山岳ガイドの隊長ですっ!








前回、カタツムリのような鈍足で礼文島4時間ハイキングコースをクリアした山バール(若い時は山ガールだった人)御一行様でありましたが、
(当然4時間以上かかっとります汗)

翌日は間髪入れず利尻山登山となりました!

















私事ですが、
隊長と利尻山の出会いは約40年前に遡ります。





当時5才のクソガキだった隊長は、
両親の所要のため札幌から車で稚内へ向かうことになったんです。




父の話では札幌から稚内まで8時間はかかるような事を言ってたのが記憶にあります。

(今はそんなかかりませんが)





5才のクソガキにとって8時間は大冒険。





稚内が日本最北の街であることはなんとなく知ってました。





午前中に札幌を出発し、前半戦は意気揚々としておりましたが途中で眠ってしまった。





かなり眠ってたようです。





が、、
父のデカイ声にうつらうつら起きた‥





「利尻富士が見えてるぞっII」





「あんっ?」
(+.+)..zzZZ





(+.+)?





(゜д゜)‥





(゜д゜)……





(゜д゜)………‥





リ‥





リシリフジ‥





この時に隊長は山に目覚めたのかも知れません(笑)





夕映えの海原にシルエットとなって浮かび上がる利尻山。。





その姿は美しいとか、カッケーとか、怖いとか、そんな形容ではなく、

「なんなんだコイツわ‥
こんなんガキガキした山がこの世にあったのか‥」
(゜д゜)

そんな印象でした。





父が
「利尻山は登れるんだぞぉ~!」
と言った。





とてもガキガキしてトンガっているので、
きっと岩で出来た山だろうからロープ(ザイル)とか杭(ハーケン)とか使って危ないことして、
テッペンまで1週間くらいかかるのだろうと勝手に想像しとりました(笑)




クソガキの頃って何でも大きく広く見えたものです。





利尻山はエベレストくらい高く見えてた。

(エベレスト見たことねーけどパー)





あのテッペンには何があるのだろう‥








。。








ガキがそのまましょーもない大人になって、
あのテッペンには何があるのか他人様に確認させてあげる仕事に就こうとは全く想像しえないことでした。

(しょーもない大人になることは想像しとりましたがパー)





山バールでも日帰り出来る山だと知った時はショックで死にかかった(笑)




いづれにせよ利尻山は隊長にとって特別なのです。





以上!
前振り終了!

(長っ汗)

















鴛泊(オシドマリ)方面から眺めた利尻山
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でわ、

いきなり山バールさんとの体操風景です汗
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ご年配相手の登山ツアーですから入念なストレッチを行います!





とかく体力勝負と思われがちな登山ですが、
一般登山に限って言うならば強い筋肉や筋力はいりませんパー





必要なのは

「しなやか」な筋肉!
「しなやか」なスジ!





「しなやか」な筋肉は強い筋肉に勝ります。





柔軟でバランス感覚の優れた身体は怪我を防止してくれますし、
万が一てっくり返っても少ないダメージで済むものですパー





もちろん下界での生活も、より行動的なものになるでしょう。





夜の生活も充実するでしょうドキドキ











その気になればアクロバティックな体位も可能にI‥

(コラコラッあせる)  ヾ(--;)





登山道を15分ほど歩くと甘露泉水(かんろせんすい)が現れますI
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利尻山からの冷たい恵みの水でして、
お客様に対しては毎回ここで水を汲むようにお伝えしてるんです
(^^)





関西山バール

「ガイドさんっ?
私お茶しか持ってきとりませんのやけど、水いりまっか
(゚゚)?」





隊長

( ̄▽ ̄;)‥

「お茶だけで利尻山にアタックしようとしてたんですかっI汗汗汗

あれほど水やスポーツドリンクを準備するようにと言ったぢゃねーですか汗
ι(`ロ´)ノ





関西山バール

(゜д゜)‥





隊長

「遠足ぢゃないんですよI」




ガイドやツアーリーダー(山岳添乗員)は、
山の種類やお客様数に応じて必ず予備の水を隠し持っております。



我々スタッフは水が切れても我慢出来ますし、そこいらの雪渓のキタナイ雪を平気で食ってしまいますが、
お客様には食わせられんでしょう汗



今回の予備水は6リットルです。





前回記事の礼文島とは対照的に深い森を懐く利尻島I
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針葉樹広葉樹の混合樹林帯で、特に針葉樹(エゾマツやトドマツ)の美しさは道内でも抜きん出てると思いますII




たまには上を見上げてごらんよ
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「ヒュ~~IホォI~ァI~オォ~ァアァI~オォI~ァアァI~オォ~~I」
ってアオ鳩の奇っ怪な?鳴き声や、

「コロロロロロロ‥
コッコッコンコンコンコン音譜

ってクマゲラ(キツツキ)のドラミング音が心地好いI




先住民族のアイヌの皆様は、キツツキを丸木船の造り方を教えてくれる神様として崇めておられました。



巣穴を造ったり、捕食のために木にヘバリ付いて
コロロロロロロコンコンコッコッ!とクチバシで木を削る様子を眺めて、
木を彫って道具を造るヒントを教えて頂いたのですね。





四合目にて休憩
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美し過ぎる森II
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五合目、六合目と奪取してかなり高度を稼いできましたあせる
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この季節にはスミレ類をはじめ、ザゼンソウ、オオバナノエンレイソウ、エゾエンゴサク等たくさんの花が咲いてますI
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オオバナノエンレイソウ
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利尻も礼文も短い周期で次から次へと違う花が爆咲きします!





今回の山バールさん達は殆どが花を楽しみに来ている登山初心者のためノロノロペースで眺めていただく
(^^;





にしてもノロノロ過ぎるオバチャン達あせる

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ワンピッチごとに休憩せねばならない状態でした汗





登山道はここ数年で飛躍的に整備が進んできました。
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この石積みの階段は、ある日突然現れたわけではなく、
地元の人達が延々と作業を重ねて完成されたもの。



こんな石積みや丸太を利用した階段が随所に見られますが、
北ア(アルプス)や南アみたいに材料をヘリコプターでチャッチャカと荷揚げしてるわけでなくて、人様が担いで登ってるんです。



感謝しながら踏みしめる。





たまに階段を嫌う登山者もおりますが、
階段にしなければならなくなったのは他ならぬ我々登山者の責任ですしょぼん





見晴らし台到着
\(^^)/

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絶景やわホンマ~
(*^▽^)/★*☆♪



麓の鴛泊(オシドマリ)の町並みが小さく見えます。



隣の礼文島は厚い雲に覆われて見えませんでした。





上方には今回のゴール地点である8合目が見えてます!
(*゜▽゜)
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見晴らし台からはわずか20分くらいなのですが‥





大阪山バール

「え"ぇーーっ(゜д゜)?あんな遠くまで歩くんかぁーーっ?
ごっつい登りやんけーーっホンマーーッあせる





京都山バール

「もうちょっとはんなりしたお山かと思いましたわぁ~あせる
ここで待っててよろしおまっしゃろか?あせる





福岡山バール

「登れんばいっあせる





広島山バール

「ここでイッパイイッパイじゃけんあせる
キツかのぉーーっあせる






東北山バール

「げぇ~どさん(ガイドさん)
わぁー#⊇※♯Δжнψ≒?〆≦×ケロじゃ!」





隊長

「?????????ショック!




(各方言はテキトーですパー)





たかだか20分の登りが初心者山バールさんには心臓破りの坂に見えるもの(笑)



好き放題のたまって気も晴れましたか?
(^^;





前回記事に記しましたが、
お客様達は初心者であり山頂まで登る体力気力を持ち合わせてないため、
8合目まで登って折り返す行程なんです。





10分ほど休憩し





添乗員Aさん

「隊長さん!そろそろ出ましょかぁーーっI」





隊長

「ハイッ!
じゃあ~皆さん!そろそろ出発しますよぉーーっ!I」





えっちらこっちら登りあせる




ホラホラ頑張れっ!

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8合目間近でチラッと利尻山ピークが見えてきましたあせる
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っと
ここで





めでたく8合目へゴールしまして、目の前に聳える利尻山を写真でお見せしたかったのですが撮り忘れました
(T_T)…





あんなにヘロヘロだった山バールさん達は8合目にゴールした途端にヤンヤヤンヤと元気になりやがって、
利尻山ピークをバックに写真を撮って欲しいと次から次へカメラを渡されてんてこ舞いにあせるあせる



おかげさまで写メ忘れたんですしょぼん





まぁ、皆さんあんなに喜んでくれたのでとても良い仕事になりましたキラキラキラキラ




去年、8月に同じく8合目から写メした利尻山です!
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山頂には利尻神社がありまして
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眼下に拡がる風景はトンデモナイ絶景ですよ!!あせる
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さて、
予定を一時間半ほどオーバーして(もちろん予測済みです)無事下山し、
晩餐は非常に充実したものとなりましたI

















翌朝、
船に乗って利尻島とのお別れ
(/_;)/~~

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ボォーーーーーーーッ音符音符





長笛一発音符
船は海原へ飛び出してゆきます
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島の人達がたくさんの大漁旗を振って送り出してくれました
(/_;)/~~
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サヨナラ(泣)
(/_;)/~~
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船のお客さんも応えます
(/_;)/~~

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サヨナラ
(/_;)/~~
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サヨナラ
(/_;)/~~
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毎回山バールさん達をコケおろし気味の内容になってしまいますが、
本当は感謝してます。。







充実した仕事を与えてくださりますし、、








生きた心地がする。。








みんな初心者だったけれど、
ステップアップしていただいて、
また違う山に一緒に登りたいです。








ありがとう利尻山
(^^)ノ
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山の神様に感謝。
島の皆様に感謝。





終。。

隊長 VS カタツムリ山バール 礼文島編

山岳ガイドの隊長ですっ!







山岳用語の中に「ピークハント」、或いは「ピークハンター」という言葉があります。





ピークは山の頂き、つまり山頂です。





ハントはハンティング、つまり捕らえること。





比較的新しい用語でして、登山というのはピークを捕らえることが当たり前だった時代には無かった言葉です。





つまり、最近はピークを目指さない登山者も増えたということです。





登山道の途中に咲いている高山植物を眺めて満足する山バール(30年~40年前なら山ガールなはずだったオバチャン達)が主で、
ピークに到達することにはあまり喜びを感じない?
みたいですI





男性ブロガーさん?

「情事ドキドキ」の最中にもう少しで男としてのピークに達するってとこで女性から
「ハイッ!ここでもうおしまいパー
って寸止められたら発狂するでしょ??





汗





登山ツールは年々飛躍的進化を遂げ、

より快適に
より軽量に
より安全に
より高価?(泣)になり

昔みたいにボロい衣類や、ボロくて重たい道具を創意工夫せずとも簡単に山に繰り出せるようになりました。





その結果、





下界と同じように登山フィールドにおいてもワガママ放題に我田引水し、傍若無人な振舞いで
正統派の登山者や
山岳ガイドや
山岳添乗員や
山の管理人さんや
山岳救助隊の皆様や
森の王者ヒグマまでをもビビらせる山バールが大増殖しました
(T_T)





そして隊長は、
そんなふうに旦那様ですら扱いきれなくてサジを投げた強烈な山バールさん達を登山ツアーのガイドとして山に案内するという、

☆誰もやりたがらない

☆人がいいにもホドがある

まことに献身的で美徳で崇高な任務を担っております
(T_T)





自分で言いますが隊長素敵です!
(T_T)





本当は山バールでわなく山ガールと登りたい気持ちを抑え、
いつかどこかで何かが開花(何が?汗)すると信じて仕事しとります
(T_T)





毎度ありがとう山バール
(T_T)





あなた達のおかげでメシ食えてます
(T_T)





感謝感謝
(T_T)








でわ、
改めて山岳ガイドの隊長ですっ汗





日本各地からお集まり頂いた山バールさんと共に、
利尻島礼文島登山ツアーに行って参りました!





ひと昔前の離島ブームの頃は、
利尻礼文は大量に押し寄せる観光客によって「島が沈む」とさえ言われてました。



(北海道本土から利尻山を望む)
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利尻山登山コースや礼文島ハイキングコースも富士山みたいに人人人I



当時、ガイド見習いとしてサブリーダーという立場で登山ツアーをサポートしてた隊長も、
利尻山では他のツアー団体のサブリーダーや添乗員にむかって

「遅いぞコラッ(`_´)
花なんか見てねーでサッサと登れやコラッI」

などと息巻いてたものです汗



(フェリーより)
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数年が経ち、やがて知床半島が世界自然遺産に登録されたのを期に観光客もそちらへシフトして島は静かになりました。



(姫沼より)
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今でも観光客の大半は島内の名所旧跡を観光バスやレンタカー等でチャッチャカと巡るのが主流となってますが、
島の真髄を突くにはやはり「歩く・登る」ことになります。

















礼文島4時間ハイキング前日、
登山初級クラスのお客様に対して先ず地形図の見方を講義。



(登山する人にはお馴染みの2万5千分の1地形図)
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(これは北大雪地形図ですが)





地形図には

登山道
等高線
標高
植生黄色い花
山岳名
噴気口
河川名
建築物
磁北線

等々ありとあらゆる情報が詰め込まれています。




この平面な紙切れから頭の中で立体像を呼び起こし、
絶えず自分の位置確認をしながら進んでゆきます。





深い山に入る際やルート不明瞭な場所、冬山を歩く時は地形図の磁北線とコンパス(方位磁石)をリンクさせて自分の進むべき方向を割り出してゆきます。

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磁北線とは聞き慣れないと思いますが、
コンパスが示す北を記した線です。





参考までに北には三種類ありまして、

コンパスが示す磁北(じほく)

北極星を北とみなす真北(しんぽく)

地図上の北である方眼北(ほうがんぽく)

等がありまして、それぞれ微妙に角度がズレてますので軌道修正しながら方向を手繰り寄せて歩いてゆきます。



コンパス行進の詳細はクソ難しくて、ブログに記したらそれだけで終わってしまうのでヤメますね。





地図判読能力を身に付け、道に迷ってから地図を広げるのではなく、始めから迷わないように努めたいものですし、
怪我をして行動不能になったり遭難した際には自分の位置情報を救助隊に伝える為に役立ちます。


救助ヘリコプターでのホイスト(吊り上げ救助)やピックアップされる確率も格段に上がりますが、
地形図が読めず自分の居場所が分からないんじゃ全く話になりません汗





遭難者

「遭難しましたっ!助けて!!」





救助隊

「現在地はどこですか?」




遭難者

「分かりません(*・ω・)」





救助隊

汗

サ‥

サヨナラ汗汗





最近ではGPSを頼りに登山する人も増えてきましたが、
デジタルは壊れます汗



地図コンパスはアナログで壊れません。





で、





山バールさん達に地形図の必要性を切々と語ってはみたものの‥





広島山バール

「ガイドさんについてけばなんとかなるけんのぉ~(笑)」





大阪山バール

「字が小ちゃくて見えへんわホンマにぃ~!
ガイドさんがフツーに案内してくれたら問題ないんちゃうかぁ~?」





京都山バール

「ウニ丼食べなはったら歩く元気も出はりますやろかぁ~(笑)」





東北山バール

「すたって、つづ(地図)みだってわたす(私)よう歩かん#@☆#%×±…けろっ?」








隊長

汗‥」








ハイキング当日、礼文には珍しく快晴晴れ



本当はスタートからゴールまで順序よく写メを添付して記したかったのですが、
初心者山バールさん相手ですからまともな写真を撮る暇(いとま)はありませんでした汗





アツモリ草群生地からスタートI



(礼文アツモリ草)
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この花は盗掘により絶滅しかけましたが、
株を培養して自然の地形に植え込むことにより持ち直してきました。



コレを見たくてツアーに参加してくるお客様のなんと多いことか‥





礼文島の定番である4時間ハイキングコースは西海岸の海や山にヘバリ付くようなルートです
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こんな砂利道は思い思いに歩いていただく
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道沿いにはスミレやキジムシロ、ネムロシオガマ、礼文アツモリ草が咲いてました黄色い花




最大の難所
「ゴロタ山」が見えてきました!!
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(つってもたかだか139メートルですが汗)





隊長

「ここからゴロタ山ピークまで40分弱かけて登りますっ!

足に自信の無いお客様は隊長のすぐ後ろを歩いてくださいっ!」





(コラッ!全員でくるなっ!)
( ̄▽ ̄;)あせる





「小さな歩幅で低い場所低い場所を探りながら、
ムダに脚を上げないように歩くんですよ~」





えっちらこっちら歩く初心者山バールさん
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隊長

「ハイハイもっと各自の間隔を開けてーーっ!

コレッあせるあせる
ストックで花を突くなっあせるあせる





お客様

(゜д゜)





お花が好きで高山植物を見にいらしたわりには平気で花を突く山バールさん
(T_T)



とにかく注意喚起を促しますあせる





ホントに40分かかってゴロタ山ピーク到着汗

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いつもなら風ボーボーで数分と居られない場所なのですが、
この日は風速1メートルくらい。



ここで昼食にしましたおにぎり




こんなに澄んだ景色は隊長も久々です晴れ
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蚫古丹(アワビコタン)集落とスコトン岬方面
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蚫古丹集落はお婆ちゃんが1人だけ住んでます汗


なまらサイコーな景色ですなショック!
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ここからゴロタ山を下りましてスコトン岬まで歩いてゴールなのですが、
お花の説明やら何やらで写真は撮れませんでした。
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去年8時間ハイキングコースを案内した時のスコトン岬の写真を拝借
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小さな売店がありまして、ここで売られてる海産物はまずハズレが無い
(^^)
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隊長は「たこぼっち」というタコの頭の燻製を毎回買います
(^^)



この時は雨のスコトン岬でしたが最果てムード満天で皆さん以外に喜んでました。
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さて、

今回の山バールさん達はゴールしましたらヘロッヘロになっておりまして汗

それでもお土産物をドッサリ買い込み(笑)



隊長がオススメした「たこぼっち」はお客様よりも添乗員のAさんが大人買いしとりました汗





ひとまず4時間ハイキングコースをクリアし、
この後は桃岩ハイキングを一時間くらい歩きましてから宿入りとなりました。

















礼文島は別名「花の浮島」と呼ばれてます。





本州ならば
標高2000~3000メートルまで登らなければ見られない高山植物が、礼文島では限りなく海抜0メートル近くにアタリマエに咲いてます。





でも、
毎年礼文島を訪れる度にだんだんとお花が少なくなってきている感覚は否めません‥





年間通して330種類もの花が咲きほこりますが、島のそこらじゅうに咲くわけではなく、
本当に限られた狭い場所で頑張ってます。





礼文島西海岸の風突地(猛烈な風が当たり、雪も吹き飛ばされる場所)がそんなお花を育んでおります。





お花好きなブロガーさんがもし礼文を訪れる機会がありましたら、
是非ともハイキングコースを歩いてみてください!





素敵な風景と同時に、
高山植物の危機をも感じ取れるかと思います。。








さて、
翌日は利尻山‥








ボチボチ行きましょか‥







つづく