今年は早々と花が咲いています。道新にも載っていましたが、大沼では、雪もあらかた解けて、水芭蕉が花をつけておりました。今度の日曜日あたりは見ごろとなるでしょう。

 

 

 函館山も、駐車場に群生する、かたくりが紫の可憐な花を咲かせています。一華も咲いていました。これから延齢草、エゾエンゴサク、ニリンソウなど春の花が次々と咲くことでしょう。

 

 

 首相の「異次元の少子化対策」という言葉があり、選挙を控えていることから、人口減少、少子化対策のニュースを聞かない日ないほどの状況になっています。一小児科医として、少子化に危機感を持っていただけるのはありがたいことです。

 

 私の父母の時代は、少子化ということもなく両親とも7−8人ほどの兄弟がいます。少子化が始まったのがいつなのか、説明できるだけの知識はないのですが、戦後高度経済成長の頃には少ない子供を大事に育てる社会になっていたのではないかと思います。高度経済成長は、少子化によって支えられたという側面もある様です。

 

 私が新人医師として働き出した時、小児科の教授が少子化について熱く語っていたのを思い出します。このままだと、日本は立ち行かなくなると強くおっしゃっておりました。当時はほとんど気にも留めず、温暖化に関しても少しづつ警告されていましたが、どちらもまだまだ先のことだろうと思っていた節があります。

 

 その頃にから、エンゼルプランという名で国は少子化対策を始めて、小児科関係でもいろいろな予算がついたと思うのですが、温暖化を含め、その後の結果は、今の状況が如実に示しています。

 

 今日の道新には、非正規公務員の雇い止めの記事も出ていました。小児科につながる内容だけに心が痛みます。