12月の交流会は15日とお知らせしていたのですが、私事で12日の火曜日に変更させていただきます。
大変申し訳ありません
月に一度の交流会は、少人数の時は気楽に、井戸端会議のようにお話しています(笑)
人数が多い時にはお一人ずつお話していただく時間と、参加者の方たちがどのように思われるのか意見を交わす時間と。
来てくださったすべての方たちにお話ししていただけるようにしています。
一度覗きに来てください。
皆同じような悩みを抱えてます。
そして、少しでもお話して、気持ちを楽にしていってください。
色々な方たちのお話の中から情報を摘み食いして、自分が活用できそうなものをどんどん持って行ってください。
もっと話が聞きたいと思われる方がいたら、話して、繋がっていってください。
てとての交流会はそういう『繋がりが持てる場』でありたいと考えています。
途中入室・途中退室もOKですよ!
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第20回北摂てとて交流会
開催日:2017年12月12日(火)
時間:10:00~12:00
場所:とよなか男女共同参画
推進センターすてっぷ
セミナー室2A
(豊中市玉井町
1丁目1番1-501号
エトレ豊中5F
阪急宝塚線 豊中駅直結)
参加費:300円
申込:hokusetsutetote2015@gmail.com
締め切り:12月12日朝8時
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交流会はお茶は持参、お菓子は持ち寄りになっています。
人数把握のために参加希望のご連絡をいただいておりますが、飛び入りも大歓迎です!
当会の講座・交流会にはお子様の同伴はご遠慮いただいております。 申し訳ありません。 詳しくはこちら。
祝日や土日は家事や、私の活動のために日々我慢をしてくれている家族と一緒に過ごすために空けています。
ので、週末の更新が滞ってしまうこと、お許しください。
さて。
以前にも書いたかもしれませんが、次女の聴覚過敏は特に鉛筆の書く音に反応します。
学校では、周囲のざわざわから、この音はあまり聞こえないということですが、家で宿題をやるときはこの音にイライラしています。
音が聞きたくない→テレビや何かしらの音を流す→気が散る
音を消す→鉛筆の音が聞こえる→イライラして宿題出来ず
イヤーマフをしてもどうしても音を拾ってしまい、唸り声を上げながらの2時間の宿題タイム。
挙句、書字自体も苦手な次女。
苦手意識もあって不安も募るので、次女は一緒にやってほしいと私にお願いしに来ます。
漢字の宿題をどう一緒にやるんだろう?という疑問は置いておいて(笑)
とにかく一緒にいてほしいんですね。
でも、これは親にとっても子供にとっても、大変な試練です。
次女は「終われないかもしれない。」「先生に怒られてしまう。」と不安が募り、余計にイライラ。
親は「ご飯の支度ができない。」「自分の用事が何一つできない。」
とイライラ。
待たされてるお姉ちゃんも「遊べない。」「ご飯出てこない。」とイライラ。
こんな毎日を送っていても有意義ではないなと思い、学校の先生にご相談をさせていただきました。
それは、宿題だけはフリクションのボールペンを使用させていただけないでしょうか、というお願いでした。
フリクションボールペンは仕様がぶきっちょさん向きです。
まず音がほぼない。
滑りがいい。
間違ったら消せる。
しかも熱で消えるので、不器用な子でも消しやすい。
ボールペンのお尻についている消しゴム部分が硬くて、狙った場所を的確に擦りやすい。(つまり、きれいに消せないストレスが少ない。)
基本的に、小学校低学年の子はボールペン禁止です。
でも、鉛筆の音がダメとなると、勉強に身が入りません。
やってほしいことができない。
覚えてほしいことを覚えられない。
本当にやってほしいことが、筆記具を変えることで習得できるのであれば…
ということで、学校にお願いしてフリクションボールペンの使用を許可してくださいました。
ただし宿題のみですが。(なぜなら、学校では雑音に紛れてあまり音が気にならない&学校では鉛筆使用というルールががっつり入っているので、特に支障がないからです。)
お願いしておいて何ですが、これにはとても驚きました。
正直ダメもとだったのです。
『合理的配慮』という言葉が、実感できる経験でした。
この判断を時間をかけずすんなりとしてくださって、本当に感謝でした。
この合理的配慮のおかげで、今まで3時間コースだった宿題が、長くて1時間に短縮。
乗っていれば20分程度で終われるように。
今までは2時間以上も余計に体力・気力を消費してきたのかと思うと、次女の聴覚過敏のしんどさがようやくこちらにも少し伝わってきました。(そう、それでもきっとほんの少しの理解でしかないと思うのです。)
…ここまでだといいお話のようですが、これは現実。
いいお話では終わりません(笑)
困りごとというのは日々起こってくることで、一つ終われば大団円というわけにはいきません。
次女にはフリクションボールペンの使用はありがたいことでしたが、当人の中では葛藤もありました。
学校に宿題を持っていくと、お友達からはボールペンを使っていることを注意されるのです。
先生に許可されていることを伝えればいいのにと思うのは大人の考え。
注意されればいけないことをしている気持ちにもなるし、お友達の言っていることも分かる。
言い返したら嫌われるかもしれない不安もある。
嘘だと言われるかもしれない。
ただでさえ自己表現が苦手な次女には少々荷が重かったようです。
一時期はフリクションボールペンの使用を拒否するようになりました。
でも、鉛筆を使うとやっぱりしんどい…
この葛藤ののち、次女は結局自らフリクションボールペンの使用を選択しました。
自分で決めた選択は、やはり強いです。
揺るぎません。
今ではしまっておく場所もしっかり決めて、学校でお残りして宿題をする時用に先生にも一本預かっていただき、かならずフリクションボールペンを使用しています。
苦手というのは怖いもので、やりたくない気持ちからイヤな記憶がフラッシュバックしたりもしています。
外からの音はイヤーマフで軽減できますが、頭の中に響く音のフラッシュバックはイヤーマフでは軽減できません。
ある日次女は宿題している最中に、フリクションボールペンを使用しているにもかかわらず音がうるさいと言い出し、イヤーマフを使用するように伝えるとこう言いました。
「イヤーマフすると、音の出口がなくなって、頭の中に声が響いちゃうから使いたくない。」
これには困りました。
これはフラッシュバックなのか、それとも幻聴なのか…まずそこです。
たまたま次女は学校の担任の先生にもこのことを相談したようで、先生から「過去の出来事の会話が聞こえてくるようです。」と教えていただくことができたので、これはフラッシュバックだということが分かりました。
フラッシュバックの原因となることが家での書字…
こうなると、
できるだけ楽しく
目標は小さく、休憩をはさみつつ
苦手意識を無くせるように盛大に褒める
を繰り返し行って、苦手意識を取り除いていくことが必要なのでしょう。
時間がかかりそうなことです。
で、テストの点数が悪いのかというと、次女は常に良い点数を取って来ているんですよね…。
点数が良くても苦手意識はなくならない。
書くことへのしんどさが、苦手意識につながっているからでしょうが、分かりやすい『点数』という見える評価が通用しないというのは、親にとっては難題です。
私たちは、自分が何気なくできることは誰でもできると考えがちです。
ですが、自分にとって何でもないことが、相手にとってどれだけ大変なことなのか、努力してもどうにもならないことがあるのだということも知っておかないと危険ですね。
by.HM
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