定期戦に行ってきた…はなし | 北水ボート部のブログ

北水ボート部のブログ

広大に広がる函館の海を練習場とし、時には函館山をダッシュで登りそして時には一心不乱にエルゴを回す。
環境なんかに翻弄されず、ただひたすら「日本一」に憧れ、情熱を注ぎ込むバカで熱い奴らのブログ。
最高の仲間と勝利の喜びを味わうために。

こんにちは。北水ボート部OBの名畑公晴(H29入)です。

 

7月1日に開催された、

「第67回 東北大学 対 北海道大学 漕艇定期戦」

応援しに行きました。

 

=現役に向け=

 

選手の皆さま、サポートの皆さま、お疲れ様でした。

あなた方が戦っている姿を見て、勇気づけられたOBがいますよ。

 

自分もOBになって感じてしまったことではありますが…、

どうしても「北大ボート部」としての戦績・成長みたいなところに感想が向きがちですね。だんだん差が縮まってきたね、来年はもっと期待できるね、みたいな。何年も続く部としてのアップダウンを見ているような感想になりがちなんですよ。

 

でも、今年の今回のレースで戦った皆さんは、あくまでも自分たちが勝ちたい・勝たせたいという気持ちで臨んでいたはずなんです。現役にとっては最後の年までの勝敗がすべてなんですよね。

 

部の流れとしてのコメントを受けるとちょっと嫌な気持ちになる現役部員もいるかもしれません。私自身、前後の世代含めて「立て直しの世代」と言われることが多く、「勝負の世代」じゃないんだなと勝手に認識して悔しく思うことが沢山ありました。(実際はそんなことないんですよ?)

 

 

…だから、ここで投げかけるのは部へのコメントではなく、現役のあなたへのコメントということで。あくまで私の感想です。気に入ったら受けとってもらって、気に入らなかったらポイしてください。

 

 

負けた方。くやしいですね。でもまだ終わってません。これからどう速くしていくか考えて、トレーニングして、速くなったら面白い。成長したら面白い。勝ったら面白い。終わりがあるからこそ、終わるまで存分に面白くしていったら面白くなるんです。負けた経験は勝つ喜びのスパイスになります。

 

 

勝った方。おめでとうございます。大いに調子に乗ってください。勝利経験は次の勝利に効くものです。でも慢心するのはあとあと面白くなくなるので、やめておきましょう。もっと強い相手に勝てたら、もっと面白くなります。

 

 

戦えなかった方。ここからです。戦いたい気持ちがあなたを強くさせます。まもなくチャンスが来ます。チャンスを掴めるのは、チャンスを諦めない人です。私は明確にジャイアントキリングびいきです。あなたがここから周りが驚くほどに強くなっていくのが楽しみです。

 

 

スタッフの方。ありがとうございます。目に見えないかもしれないけど、あなたの支援は確実に選手の強さにつながっています。大会前後は特に、諸々のやり取りや選手のピリつきで嫌なことがあるかもしれません。平等に応援する必要は無いと思います。応援したい人をこれから一層応援するというやり方もアリと思います。

 

 

要約すると「これからだ!ガンバレ!」ってことでした。

…大したこと言えてないな(笑)。

 

 

=コースの印象とか=

レース会場は仙台空港の隣を流れる貞山堀でした。幅は広くないけれど、風が吹いても水面が荒れにくい様子です。

2000mレースになると後半にゆるいS字カーブがあるので、舵手無しの艇種はここをどう切り抜けるかで実際の航行距離が結構変わってしまうようです。

 

無し艇で勝負してきた身からすると、コースの理解に時間をかけて物標など見定めておかないと対応がなかなか難しそうだと思いました。でも、練習時の航行ルールとレース時の航行ルールは当然異なるはずなので、、、普段漕げない方向のレーンは難易度ゲキ増しでしたね。

 

とは言え、これからのレースは基本的に直線コースになるはずですので、直進を極めていってもらうのが良いと思います。北水ボートで漕いだ経験から、物標を見据えて真っすぐ進む技術に関しては多少ありますので、興味ある人はコンタクトもらえればお伝えできると思います。

 

 

=個人的な話=

久しぶりに北大ボート部在籍 or 出身の方とたくさんお会いし、お話しができました。結構恐る恐る現地に行ったのですが、皆さん気さくにお話ししてくれて感謝感謝でした。

 

実際に遠出してみて、現地への応援にかかる時間やお金を体感したわけですが…、それでも多くの観戦者が毎年集まるというのは、やはり現役の熱量には大きなパワーがあるということですね。

 

また函館からの出漕者が現れたら、いいなぁ。

 

 

それでは、今回はこれで失礼します。

ありがとうございました。