好きの哲学 | 北水ボート部のブログ

北水ボート部のブログ

広大に広がる函館の海を練習場とし、時には函館山をダッシュで登りそして時には一心不乱にエルゴを回す。
環境なんかに翻弄されず、ただひたすら「日本一」に憧れ、情熱を注ぎ込むバカで熱い奴らのブログ。
最高の仲間と勝利の喜びを味わうために。

おはようございます
2年目の小野寺です

今日は風が強いです。強風です。しかも茨戸からは逆風です。帰るのがツラい。授業には間に合うように帰ります。

さてタイトル、僕が書くと意味深になります。
が、そんなに深い意味はありません。

好きに理由はあるのか。
僕にとって未だに解明できない謎です。

実は僕、北大水産をAO入試で受験して落ちているんですよ。最終的に一般で受かったので別に問題はないですし、いい思い出ではあるんですが、そのとき面接で最後に聞かれた質問が忘れられません。そこで聞かれたのは、なぜ魚なのか、です。
状況を説明すると、僕が北大水産を志望した理由が、魚の分類をしたいから、だったんですけど、それに対して、なぜ魚なのか、分類するなら他の生物でもいいんじゃないか、と言われたわけです。それに対して僕は魚が好きだから、としか答えられず、なぜ魚が好きなのかという理由も説明できなかったんですね。他人にとってはどうでもいい悩みではあるんですけど、それがずっとひっかかっているのです。

そしてさらに追い討ちをかける出来事が。
「監獄学園」というマンガがあります。非常にくだらないマンガですが、おもしろいのでおすすめです。下ネタ多めです。アニメ化、実写化もしてます。
その「監獄学園」のある回で、「尻問答」と呼ばれる場面があります。

ここから若干下ネタとネタバレ入ります。

どんな場面かと言いますと、退学がかかっている中で、高校生の主人公と学校の理事長が尻と胸、どちらが好きか、そしてなぜ尻が好きなのか、という話を熱く語るところです。意味がわからないかもしれませんが、激アツでした。
僕が挙げるのはなぜ尻が好きか、の方です。主人公は胸派なのですが、退学を免れるため、理事長の好みに合わせ、尻と答えましたが、なぜ尻が好きかという理由が思い付きません。そこでひらめいたのが、あの有名な言葉、そこに山があるから。そこに尻があるから、好きに理由なんてない。しかし、そのとき、理事長が口にした言葉は、そこに尻があるから、好きに理由なんてない、などというのは逃げでしかない。理由のない愛など存在しない、というのです。追い込まれた主人公、そこで出した答えは…、とネタバレはここまで。

そう、好きに理由なんてないなんてことはない。ここが僕にグサッと突き刺さったのです。
本当にくだらない場面ではあるのですが、僕にとっては大問題です。

僕はなぜ魚が好きなのか。

こんなにも魚を愛しているのに、なぜ好きかもわからない。僕は自分自身に深く失望しました。

このとき、あまりにも悩んだのでTwitterのアンケート機能で聞いてみたところ、理由のない愛はある、という答えの方が多かったです。

悩むことではないのか。

たぶん多くの人はそんなに考えてないと思います。気づいたら好きだったとか、運命だとか、まあいろいろあるでしょう。

僕もまだ見つけられてないですし。

ただ、まあ、たまには好きの理由とか考えてみるのもいいんじゃないですかね。考えるのは疲れますし、答えがあるものでもないですけど、新しい発見とかあるかもしれません。

結局僕はどうして魚が好きなのか。水の中、というのがわりとグッと来てるんですけど。

もっと魚と付き合えばわかるかもしれません。理由がわかる日まで魚愛を心に生きていきます。

それでは。