アドレス110に起きた異変。原因はオイルの量にあり | 昨日の記憶

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管理人はヤクルトファンのモータースポーツバカ。基本的に引きこもり体質ではあるものの、愛機アドレス110でふらっと遠出することもしばしば。

愛機アドレス110のエンジンにトラブルが発生しました。その原因はエンジンオイルの入れ過ぎでした、というお話です。

 

  エンジン不調の症状

 

明らかに様子おかしいことに気が付いたのは、5月3日に決行(いいや、強行と言った方が正しい気がする)した十石峠ソロツーリングの最序盤。自宅から浦和ICに向かうまでの区間でした。

 

症状としては以下の3つがみられました。

 

1. エンジン音がいつもと違い、音量と振動も心なしか大きい。

 

2. 毎回ではないものの0km/hからの加速が感覚的に重い。いつもよりも余計にスロットルを開ければ速度は出るものの、通常時と比較して明らかにパワーが出ていない。

 

3. 一定のスロットル開度で走っているときに突然2~3秒馬力が落ち、その後復活する。失速時の感覚はパワーが2割なくなるイメージ。

 

「3.」の補足情報としては50~60km/h付近で頻発した一方、50km/h以下や郊外の4車線道路を走る速度(■0~▲0km/h)ではほとんど発生しませんでした。また、5月3日のツーリング時は、R122の浦和IC~岩槻IC間(往路)とR17本庄~行田間で多く確認したものの、稲穂通りや蓮田~川口間のR122では発生しませんでした。つまり発生箇所はランダムでありつつスポット的でもありました。再現性がない厄介なやつですね。

 

 

この問題が浮き彫りになる5日前、アドレス110はいつも12ヶ月点検をお願いしている近所のバイク屋さんで、エンジンオイルとエレメント(オイルフィルター)の交換を実施しています。いま思い返せば4月30日(土)に近場をぶらついたときにも上記の症状の一部(1番と2番は)出ていました。

 

ただ、5月3日の朝でさえオイル交換直後だから「まだ馴染んでいないだけだ」と思いこんでいたため、ことの重大さにはまったく気がついていませんでした。

 

道の駅上野 猪豚カラーリングのクルマ

 

長野県の端っこに出向いた340km弱の下道ツーリングから帰宅後、さすがに不安になって症状から原因を探ってみました。

 

するとそこで「エンジンオイルの入れ過ぎ」というものが有象無象のトラブルの原因のひとつにあることを知ります。しかし、素人の自分で交換したのならいざしらずバイクショップの整備士がそんなミスをするだろうか……。そのように考えてしまい、すぐには調べませんでした。

 

この判断はよろしくないものでしたが、後に役立ちました。

 

  メガ盛りでした(笑)

 

4~6日は仕事をしていたGWの終盤、7日(土)にアドレスの洗車ついでにオイルゲージを確認してみました。

 

エンジンオイルの入れ過ぎ エンジン不調 スズキ アドレス110 オイルゲージ確認

エンジンオイルの入れ過ぎ エンジン異変 スズキ アドレス110 オイルゲージ確認

 

はい、エンジンオイルの状態を確認したことのある人ならひと目でお分かりですね。なみなみと入っておりました笑い泣き

 

仕方がないので、いつも“上抜き”で使用しているシャンプーポンプで適量までオイルを抜くことにしました。そのための準備を整えてアドレスの元に戻ると地面にシミがあることに気が付きます。どうやら放置している間にできたオイル滲みのよう。

 

できた場所が後輪のすぐ脇だったため最初はミッションオイルを疑いました。しかしボルトを触ってもオイルで濡れた形成はなく漏れもありません。

 

その間にもぽたり、ぽたりと雫が落ちてきていました。そこはいままで気にしたことがなかった場所。まさかエアフィルターが収まるケースからのオイルが漏れているとは思いませんでしたびっくり

 

 

青矢印下のドレンホースからエンジンオイルが漏れていたのです。その隣、黄色の矢印の下にある……なんだか分からない袋状のものにもオイルが溜まっていることが分かります。

 

この段階で自分の手に負えるものではないと判断ビックリマーク すぐにバイク屋さんに電話をして状況を説明。緊急対応をとりつけました。

 

エンジンを掛けるのよくないと思い(ゲージ確認前に5分間アイドリングしてたけど汗、押し歩きでバイク屋に向かうこと5分、アドレスはさっそくガレージに運ばれていきました。

 

作業中と作業後、対応された店主夫妻から謝罪を受けました。

 

「弘法も筆の誤り」「猿も木から落ちる」という言葉があるように、やっちまったようです。思い返せば28日はヒューマンエラーが起きる状況ではありました。

 

まず第一に私が約束の時間に20分遅れる(申し訳ないあせる

 

次に、事前の電話でオイルとエレメントの両方を変えてほしいことを伝えていたのに、整備士(店主の息子さんだと思われる)には伝わっていなかったようでオイル交換のみの請求をされました。こちらの確認によってエレメント交換の依頼を把握し、ふたたび作業へ。そして改めての精算となっていました。

 

  オイル全とっかえとエアフィルター交換に

 

かたつむり 長くなってますが、もうちょっと続きます(私も早く寝たい。明日は榛名湖に行くので)

 

結局、私が直前に確認した状況は正しく、エンジンオイルが規定量を明らかに超えて入っていました。それによってキャパオーバー分のオイルがエアクリーナーケース側に流れ、エアフィルターを濡らすだけでなくケース内を油まみれにしていたそうです。

 

この対応としてケース内の清掃、およびエアフィルターの新品への交換。さらにエンジンオイルの入れ替えが行われました。費用は向こう持ちで。

 

作業時間は約1時間。今回の件は怒る人は怒るのでしょうが、私としてはミスがあったとはいえ、真摯に対応していただいたのでお店を責める気持ちは微塵もありません。もっとも、それは群馬/長野の山中や埼玉県内のバイパス走行中に停まってしまったり、再始動できなくなったといった大事に至らなかったからこそでしょうけど。

 

年に1、2回しか顔を出さないため¥お金にならない客ですが(笑)、今後とも宜しくお願いします! 次回は6月に予約している12ヶ月点検ですね。


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