北海道全体をくまなく回っていない僕だが、地元・栗山町にも伺ったことのない場所が色々とあることを痛感している僕がいる。

 

 例えば『坂本九思い出記念館』(『九ちゃん記念館』とも言われているだろうか)がその1つだ。坂本九さん(1941~1985)を詳しく知らないが、坂本九さんが栗山町とゆかりをお持ちの点は父方の祖母(1919~2015)を通して昔チラッと聴いたことがある。勿論『坂本九思い出記念館』があることは知っているけれども、坂本九さんが天に召されてから2年後(ノチ)に地上に僕を神さまは派遣して下さったのでInternetなどを通してしか坂本九さんを知ることができ得ない。ましてや『坂本九思い出記念館』へは1度も伺った経験がない。これを踏まえると、例えば「栗山町へ行くなら、どこがお勧めですか」というご質問を頂いて『坂本九思い出記念館』を提示しても説得力がない(>_<)。だからと言って『坂本九思い出記念館』へ伺う機会を作れるのか否かについても“No”と申し上げざるを得ない

 

 僕も地元人でありながら栗山町を「熟知する」には依然至っていない点についての自覚の有無をいま1度問い直さなければならない。「栗山町内の場所」にFocusを当てても行ったことがある場所は確かに限られる{exempli gratia:なかよし動物園(『栗山公園』内にある)、泉記念館開拓記念館}。北広島市某所にある仕事の拠点と栗山町にある拙宅とを往復する今、改めて「どこまで栗山町を知っているのか」について問われ続けている感があるのだが、「極めて一部しか知らない」と申し上げて差し支えなかろう。地元・栗山町を可能な限りよく知らなければ職場と仕事の拠点とがある北広島市について知ることさえままならない(┬_┬)。また、COVID-19(例の「新型コロナウィルス」)及びその「変異種」(Variants 変異株とも)や「派生種」(Derivatives 派生株とも)などの根絶(Eradication)や「次なる新型伝染病」の発生の阻止の為には「観光依存」からの脱却が絶対に避けて通れない。以前の記事・『地元を知る』に於いて申し上げている通り地元人の力だけで地元を知ることは確かに難しい。先ほど例示した3ヵ所は何れも小学校低学年以来1度も伺わず、久し振りの訪問チャンスを掴んだのは社会人になってからだ。中でも最もよく伺っているのは『なかよし動物園』だけなので後2者についてももう少し積極的に伺う機会を作らなければ地元を知る為に必要な力を得られない。

 

 何れにしても、COVID-19及びその「変異種」や「派生種」の禍中に置かれて初めて「地元を知る」ことの大切さを痛感した感がある。それ故、僕の場合は栗山町をよく知らなければ、例えば北広島市のみならず札幌市を知ることさえもままならない(焦)。