きょうは3連休の初日だが、折角の3連休だからこそ栗山町の拙宅で何もせずに過ごすだけなら勿体なく感じてしまうので、この3連休の初日を利用して栗山町の「角田」というエリアにある『泉記念館』(旧・泉麟太郎邸)と『開拓記念館』とを訪問してきた。

 

 この両者は同じ敷地内にあり、本稿は前者にのみFocusを絞り綴っていく。この『泉記念館』は栗山町の開拓に注力した泉麟太郎氏(Mister Rintaro Izumi: 1842~1929)が1898(イッセンハッピャクキュウジュウハチ)年に建てて住んだ家を活用した建物で、茅葺き屋根が大きな特徴の1つ。最後の訪問は僕が小学校3年生の頃の学校行事でそれ以来1度も足を運んでいなかったので、「よりによって寒い時期に?」というご意見があるかもしれないけれども、「冬の外観を撮りたい」という思いからきょう訪問し『泉記念館』の外観の撮影機会をまず得た(vide infra:無論、許可を頂いた上で掲載している)。

「泉記念館」の外観 (1)

 

「泉記念館」の外観 (2)

以前申し上げた通り、小学校3年生と4年生との頃の「社会科」の授業に於いて用いられた副読本に掲載された『泉記念館』の写真が冬に撮影されたモノだったことから(記事・『来週は3連休』を見よ)「僕自身でも冬の外観を撮りたい」という思いを手にしたのだ。勿論明るい時間帯なのでその副読本に掲載された写真とは違うが、「いつまでも大切に保存されて欲しい」という思いを込めてシャッターを切った。

 

 また、中の展示についても実際に足を運んでみると印象は大きく異なる。栗山町の開拓に注力した泉麟太郎氏ご夫妻の写真(vide infra)も確かにこれまでにInternetで拝見したことがあるが、僕自身で足を運んでみるとその泉麟太郎氏(以下、麟太郎氏)の“Spirit”(精神)をより強く感じた

泉麟太郎氏ご夫妻の写真

また、館内には麟太郎氏のお子さんが使っていたという「長火鉢」が展示されていて(vide infra)、記憶のある限りこれを見たのはきょうが初めてだった。

長火鉢

その他にも久し振りの訪問だったからか幾つか見覚えのない展示があった(vide infra:掲載写真はその一部に過ぎない)。

初めての展示 (A)

 

初めての展示 (B)

 

初めての展示 (C)

 

初めての展示 (D)

 

初めての展示 (E)

 

初めての展示 (F)

とは言ってもこれら館内の様子から麟太郎氏がこの家を建てた頃からの生活のありようを垣間見る機会となり、また館内と外観から「レトロ」を強く感じながら拝見したり撮影したりできた。それ故、このブログをお読み下さる方々の中に「レトロ」をお好きな方々がいらっしゃったら是非『泉記念館』を訪れて頂きたく思っている。

 

 他方、誤解を恐れず正直に申し上げるならば「渋い」印象を受ける展示もあり、「炉」(vide infra)がその1つ。

炉

ただ、これは家族で『泉記念館』を訪れる機会を手にしたときに強く印象に残った展示だったので、覚えていた。