きのうも申し上げている「観光依存」からの脱却について、地元人にとっての「当たり前」が観光などに於いて訪れる方々にとって魅力的に感ぜられる点を僕はどこまで意識しているのかについて改めて問い直す必要があろうと感ずる。

 

 何度も繰り返し申し上げている通り、COVID-19(例の「新型コロナウィルス」)及びその「変異種」(Variants 変異株とも)や「派生種」(Derivatives 派生株とも)の根絶(Eradication)なくして以前の日常は絶対に戻らない。あまつさえ、観光客数の増加に起因する環境汚染の深刻化はいつ・どこで・どこから次なる新型伝染病が発生・飛び火しても不思議でなくなるリスクを高める(特に「外国人観光客」への依存度は極めて深刻だ)。僕もことし、小学校3年生以来28年振りに『泉記念館』と『開拓記念館』との訪問機会を作ったけれども(記事・『泉記念館―旧・泉麟太郎邸』及び『栗山町 開拓記念館』をも参照せよ)、今思えば小学校4年生以降1度も両記念館を訪問していなかった(>_<)。勿論北広島市某所にある仕事の拠点の支援員さんから「行事で栗山町へ行きたい」との旨のお声を賜ったことはきっかけの1つとなったけれども、地元人の1人である僕が小学校4年生以降ももう少し積極的に栗山町を知る為の行動を起こせばCOVID-19及びその「変異種」や「派生種」の発生・飛び火を阻止できた可能性も極めて捨て難(ガタ)い。

 

 本稿冒頭で申し上げた事柄を踏まえれば、地元人の力だけで地元を知ることは確かに難しい(┬_┬)。「北海道」へ視野を広げれば僕も未踏の地の多さを痛感する(記事・『未踏の場所』をも見よ)。この北海道に僕を派遣して下さってからことしで37年が経つことを踏まえるならば尚更。それ故きのうの記事に於いて触れているOvertourismに起因する様々な問題が持ち上がることはまず間違いない。僕が感ずるに(あくまで「僕が感ずるに」だ)地元人は観光で訪れる方々よりも深く地元を知っておく必要があるので、例えば地元のスポットを可能な限り積極的に訪問し、許可を得られた場合に写真に撮ったりそれらをSocial networking service(所謂SNS)にアップしたりなどすることが地元人にとっても訪問したりその為の力となったりする。事実、ことし2月に僕が『泉記念館』と『開拓記念館』とを訪問してこのブログに写真をアップしたあと、ゴールデンウィークの後半初日に両記念館を再び訪問したときに少なくとも2組のお客さまを見掛けた(ここからSNSを「上手に」用いる大切さについて痛感する)。勿論記事・『未踏の場所』(¶3)に於いて申し上げている通り観光客の方々や移住される方々などを通して知る事柄は色々とあるので、これらと真正面から向き合うこともまた大切だ

 

 当然、『泉記念館』と『開拓記念館』とについて僕がこのブログに綴り、写真をアップしたことでお客様が増えたのか否かについてはわからない。栗山町在住の方々にとってこのブログが両記念館を訪問する為の力となることを願うのは勿論だ。