高校からの親友から
子の虐待を告白されたお話の続きです
初めからは、コチラからどうぞ 
私がチヒロの家の
家族会議に呼ばれた時のこと
20年前に書いていたブログに
その詳細が綴ってあったので
それを元に書こうと思う。
あの日の夜
チヒロの実家にいたのは
チヒロのママ、妹のマイ
チヒロの旦那と
遠い昔に離婚して
新しい家族と住んでいた
チヒロの父親がいた。
私が行った時は
すでにチヒロが
みなから、責められていて
男が(旦那が)
稼いできてくれてる
旦那が浮気していようが
女なんだから不満を持たずに
家事と育児に専念しろ
寂しいとか
愛されたいとか言わずに
もっと大人になれ
子供をあずけて
どこかの男と遊んでいるなんて
異常だ、馬鹿なの?
そんなことを言われている中
時々、チヒロの旦那が
割って入ってきて
『もう、この人だめだよ
俺は、初めっから
この人のこと無理だったしっ』
『 子供は俺の親が育てるから～ 』
と、ヘヘっみたいに
笑ったりしていて。
それを聞いていた私は
いてもたってもいられなくて
チヒロが子供を
叩いたりしてしまっていることは
伏せていたけど
チヒロがどんだけ苦悩の中
頑張ってきたか
どれだけ寂しくて悲しかったか
それを彼らに
必死に訴えてみたんだけど....
チヒロの家族は
泣くのを堪えて
自分の気持ちを
ゆっくりと訴えているチヒロに
『気持ちわりぃんだよ』
『この欲情女が』
って、チヒロを
罵る言葉を言ったの。
それを聞いたとき
あ、もう、本当に
この人たち無理だわと思い
チヒロを連れて
家族会議から
抜けようとしたんだけど
そしたら
あなたが付いていながら
なぜ、チヒロを止めない?
なぜ、チヒロを放っておく?
と、最後には
チヒロの母親とマイから
チヒロを
どうにか、止めてくれと
懇願された。
私は
家族会議って聞いてたから
チヒロ夫婦が
この先、離婚をするにしても
その前に
お互いの心内を話して
今後、どうするのかを
話し合うのかな....
みたいに思っていたので
家族から
気持ちわり～んだよ
などと罵られるチヒロを
目の当たりにして
本当にびっくりしたのを覚えてる。
そのあと、私が
チヒロの旦那に聞いたの
貴方は、どう思うの?って。
そしたら彼ね
え～ どうでもいいよ
好きにしてもらって～
俺、最初からこの人に
興味ないしっ
って、薄ら笑いの顔をしていた。
この日、チヒロは最後まで
涙を見せることはなかった
それがすごく印象的だったな。
この家族会議の数日後
私とチヒロの関係の終わりが
突然、訪れます
続く
読んでくれてありがとう
今でも大好きな歌
汚れた世界に悲しさは響いていない
どこかに通り過ぎてく
ただ待つだけ.....