親友から
『子供を虐待してしまう』
と相談を受けた時の
お話の続きです。
高校一年生の時からの
親友チヒロに
虐待の告白をされたのは
私のマンションでだった。
チヒロは、結婚してからは
旦那さんの両親と同居していて
彼女の子供
(名前はみっくん)が
1歳をすぎて歩けるようになると
時々、みっくんを連れて
私のうちに
遊びに来ていたんだけど
出産後から、チヒロからは
以前のような明るさが消えて
よく悩みを口にしていたの。
相変わらず、彼女は
人の悪口は言うことは
絶対ないんだけど
旦那が毎晩
飲みに出て、帰りが遅い
会話をする時間もない
妊娠を機に性行為も
一度もない...
毎日、寂しくて
自分が存在する意味が
わからない...
なんてことを口にしていたの。
妊娠の時に激太りしてしまい
その時にできてしまった
スイカのような妊娠線のことも
彼女は
すごく気にしていて。
旦那に自分を見て貰えるように
家事も育児も一生懸命
頑張っても
旦那がそんなチヒロを
『きもちわるい』と言うらしい。
(酷いよね...)
勇気を振り絞り
2~3度、チヒロから
身体を求めたときも
同じ言葉を言われたって。
(そりゃ傷つくよね...)
チヒロがうちに遊びに来た
その日
お昼に素麺を食べようと
2人で用意したんだけど
みっくんが
素麺とつゆの入った
みっくんのお椀を
テーブルから落としちゃったの
そしたら、チヒロがいきなり
みっくん手と足を
バチン、バチンっと
結構強い力で叩いて
『 何やってんの?
こぼしちゃ、ダメじゃん
』

と大きな声をあげたの。
当たり前にみっくんは
わーーーん
と大声で泣いて。

そしたら、チヒロが
立ち尽くして泣いてるみっくんを
腕でドンっと押して
みっくんが尻もちをを付いて
転び、さらに大声で泣いて。
それを見た私はびっくりして
思わず言ったの
ちょっと

この子まだ2歳だよ?
(確か2歳になりたてくらい)
こんな小さい子が
こぼさないでひとりで
食べれないでしょ
大人がこぼさないように
見てなかったから
こぼれただけで
みっくんは、悪くないよ

そしたら、チヒロが
テーブルの下のラグを拭きながら
小声で言ったの
みっくんが泣くと
スッキリするの...
だから、いつも
わざと泣かせちゃうの...
それを聞いて、ええええ
どーゆーこと?

家でもわざと泣かせてるの?
どうやって?
と、チヒロに質問をしまくる私。
そしたら、チヒロが
みっくんにどんなことをして
泣かせているのか
みっくんが泣くと
どんな気持ちになるのかを
ぽつらぽつらと
教えてくれました。
続く
読んでくれてありがとう

続きはこちら