人生初の貯金 | 日韓年の差夫婦☆バイリンガル☆脱ステ

日韓年の差夫婦☆バイリンガル☆脱ステ

元ホステス、その後ハワイへ。同じ大学だった、12歳年の違う韓国人旦那と結婚。子供をおうちでバイリンガルにすることを成功しました。『相手の好きに触れる』このテクニックがホステスも育児も同じだな~と思う今日この頃。独自の育児法や家庭学習のことなどを綴ったブログ

Aloha

ホステスを20年間してきた私が、37歳の時にハワイへ留学するまでの話を書いています。

前記事、違う世界へ飛び込む準備の続きです。


子供の頃、外国人の多い街で育ちました。幼稚園からピアスをしてるお友達もいるし、アメリカ人のパパがいる友達の誕生日会は、沢山のカラフルなお菓子やケーキが出て来て、毎回ワクワクしました。

英語を話せる友達もいた影響で、いつしか英語を習いたいなと思い始め、ある日母にお願いをしたんです。しかし当時は書道、公文、そろばん、ピアノと、これ以上の習い事は無理だと言われ諦めました。他の習い事はすべて母が決めもの。自分から習いたいと思ったのが、ゆいつ英語だったのに。

水商売を辞めて、あらたに挑戦したいことを考えていた時に、幼少の頃から英語に興味があったことを思い出しました。19歳のときに初めてハワイに行き、その時も英語が話せたらいいなと思い、帰国してからは書店で見かけた本で勉強をしたりしてました。

そしてロクに話せなくても外国人ウエルカムなお店にしていたし、片言でもコミュニケーションがとれ交友ができる事はわかっていた。でもいつも思うのが、もっと英語が話せたら、もっと深い話が出来るのになと。

実は私は、金髪、ブルーやグリーンアイズ、アフリカンアメリカン達は恋愛対象になりませんでした。なんとういか見慣れない肌、目の色が落ち着かないというか、しっくりこないんですね。お店で出合った数人のアメリカ人とデートもしましたが、やっぱり恋愛対象にはならないんですよね。でも日系のアメリカ人は大丈夫なんです、違和感なし。

なので英語を取得したい動機は、外国人とお付き合いしたいとかではなく、全然違う価値観や環境で生きてきた人たちともっとコミュニケーションをとりたいという思いから。せっかく出会えたのに、英語が理由で彼らと友達になれないのが、もどかしかったんです。人種を問わず友達が欲しかった。だって、彼らとの会話はすごく面白いんだもの。

これを言い換えると、当時はもう日本の男性をつまらない、面倒くさいと思っていたんだと思います。

世話されたい男、かまわれたい男、言わなくてもわかって欲しい男、自分を立ててほしい男、甘えん坊な男、勘違いな男。

毎日毎日、彼らとの交流は、いつしか彼らのお世話をしている気分になり、ホステスって男性に夢を与えて、メンタルケアをする仕事だよねと思っていました (今でもそう思ってますけど)。

そんなんで、大検をパスしてからは、お店が終わると朝までいろんな事を検索していました。

数年前にパソコンを購入した私は、操作なんて全然わからなかったので、まずはお客様に基本操作を教えてもらい、アドバイスを貰いました。タイピングが早くなるから、チャットをするといいよと。(パソコン購入も、いつか必要になると直感で購入したもの)

それではじめたチャット。どこのチャットルームだったか忘れてしまったけれど、私が帰宅する朝方にログインしても、数人の人たちが集まってる部屋があり、そこへよく出没してました。ドイツで働いている男性は、時差の関係でよく一緒になり、ドイツの事とパソコンのことをいろいろ教えてもらいました。

そしてチャットと同時に始めていたのが、楽天のブログ。お店でのことを書いていたんですが、これがお水を知らない世界の人たちにウケたらしく、ハワイ、カナダ、サンディエゴ、シカゴなど海外に在住する女性や、日本に住む子育てしてる女性などからよくコメントを頂きました。

話せるようになりたいなと、長い間思っていた英語。英語留学という道もあるんだなと思い初めて、ブログを通して知り合った人たちからいろんな情報を頂きました。

その情報はすべてリアル。経験者だから知っている英語の苦労、ストレスやルームメイトとのトラブル。日本人コミュニティーでの争いや嫉妬。お金やVISAの問題に、男性トラブル。それらはすごく参考になり、留学でまず大事なのは、お金ということがわかりました。

親の援助で10代からアメリカに留学し、当時私立の大学へ通う女性に具体的な金額を聞くと、アメリカの私立の大学を卒業するだけで1200万円くらいかかるとのこと。

なるほど。お金がないと学業に専念が出来ず、現地で違法でバイトをして学費と生活費を稼ぎ、お金の底がつくと日本へ帰国のパターンが多いのね。

そっか。

英語を取得する目的で語学学校という道があり、他の知識や資格を得るために現地の大学へ行く道もある。自分への投資だね、しかも30歳すぎてからの。じゃあ、どの道を選んだとしてもお金は絶対に必要だから、そのための貯金を始めよう。

第二の人生を考え、自分の魂が喜ぶ生き方をしようと、何かを求めアメリカに旅行へ行き。高校中退のフォローをと大検をパスし、パソコンも始めた。

つぎは貯金。

この時はじめて気が付きました。自分がどれだけ湯水のようにお金を使っていたのか。自覚はなかった、使えるお金があるから使う。ただそれだけ。

次にすることが貯金だとわかってから、3LDKのマンションの暮らしが無駄だと思い、月5万円を入れるということで実家に帰ることにしました。

そして売上を今よりもあげること。その為には今までみたいにお客様を選んではいられない。自分の好きなお客様と楽しい時間を過ごせていれば、特別に売上を気にしたことはなかった私だけど、比率を変えれば売上は上がるのはわかっていた。

私のお店は、8:2
自分の好きなお客様が8割ってこと。その好きとは気が合うとか人間的に好きということ。


知り合いのママのお店は、6:4
6割がママが大好きな、お金を持っているお客様。4割がお金がなくても入店させてあげてるお客様(笑)

私は俺は金持ってるぞ、チヤホヤしろよっていうタイプが本当に駄目だったけど、そこのママは『 えー、可愛いじゃない。お金使ってくれるならワガママもゆるしちゃう♡ 』と言っていた。

売上をあげるためにも、これからは苦手なタイプのお客様の接待もしなければ。

そう思っていたら、そのあと、ひょんなことからキャバクラに出陣することになります。

続く