外国人も入店できるお店をオープン

Aloha


ホステスを２０年間してきた私が、３７歳の時、すべてを手放し、ハワイに留学した話です。ご興味のない方はスキップしてください。


切りの良い月末で

一旦お店をクローズし

自分の店のオープンへ向けて

準備が始まりました。


なるべく早く

営業を再開をしたかったので

各名義変更や保健所

屋号登録、商工会への加入などを

手早く終わらせ

各業者さんとの打ち合わせと

お店の看板デザインをしました。


幸いにも同業者仲間や客様達が

いろんな人を紹介してくれたので

すべてがスムーズいき

各方面の方々に

大変よくしていただいて

３週間かからずに

新しいお店の名前で再開できました。

ホステスの確保は

元のお店で働いていた女の子たち

私が一緒に働きたいなと

思った娘だけに声をかけました。

私がオーナーになるので

赤字を出さずに

どこまで経営出来るかわからないけど

ベストを尽くすので

私を信用してくれるなら

このまま残って欲しい

そんなような事を話したと思います。

声をかけたすべての娘が

一緒に働いてくれることになりました。

自分のお店になった喜びは

全くなかったです。

目標とかも

なにも意識してなかった。

ただ

オーナー社長に

毎月の売上報告を

する必要がなくなったのと

わずらわしい人が切れた喜びは

ありました。

自分で経営をする事になり

店は外国人入店okにしました。

( それまでは外国人お断りでした )


日本人経営者の多くのお店が

[ 外国人お断り ] にしている

大きな理由は( 今はどうなんでしょうね)

お金にならない。

ホステスバーのコンセプトを

理解しない外国人が多い。

後払い制を受け入れない外国人が多い

説明しても値段交渉してくることが多い。

言葉ができない。

揉めたりなにかあった場合

外国人がからむと面倒。

以上のような理由が多いとおもいますが

私はこう考えました。


自分の海外旅行の経験から

マイノリティな立場で見た場合

自分がお断りされたらつまらないと思うし

遊びたいのに

入れる店が限られているには

つまらない。

交流の場の提供者として

外国人を排除するのも

それは、どうなんだろうと。

だって、街には外国人が溢れてるのに。

私は知らない世界に

強く興味があるタイプだし

彼らをお断りする度に

入店させてあげたいな〜と

思っていたので

自分のお店は

外国人ウエルカムにすることにしました。


そのかわり

言葉がわからずで

十分な接待ができないことを配慮し

彼らだけの、特別な料金制を設けました。


サービス料はいただかず

飲み物代はその場支払い。

特定の女の子と話たい場合

必ず飲み物を購入しご馳走すること。

日本人のお客様の接待が

優先なことを理解すること。

当店にそぐわない

振る舞いなどがあった場合

出入り禁止になることもあることを

理解すること。



結果、大成功でした。


ホステスの洋服は

ブーツやパンツスタイルを認め

ホステスバーでありながらも

バーのようなカジュアル感がでました。


ですがやはり

世の男達の視覚を楽しませるのは

網タイツ、深いスリットスカート

ガーターベルト

シースルーのインナーなどなので

自称エンターテイナーの私は、

週末やイベント時にはそ

れらを身に着け出勤しました。


『 足を見に来たのに

なんでブーツなんだよっ 』

そんなお客様の声も

ダイレクトに聞けたりするので

ホステスをしていると

男性の嗜好や

生態を知ることが出来きました。

そして生態を知れば知るほど

彼らを楽に

自分に惚れさせることが出来ます。

良い言い方をするのなら

上手に夢を見させてあげられることが出来る。

容姿だけでは長く引っ張れませんからね。

たしかに、美人ならば

それにこしたことはないけど

ググっとくる女性らしさの演出や

彼らをドキッとさせるような術に

容姿や年齢は関係ないなと私は思う。

これらのテクニックがどれくらいあるか

相手のツボをついた振る舞いや

会話ができるかどうか。

それで

ホステスの価値が決まると思ってます。

次回は

そのあたりのお話をさせていただきます。

読んでいただきありがとうございます。