早朝ね、激しい生理痛のような痛みで目が覚めたの。
子宮がギューと握られるような、重く深い痛み。
トイレに行くと、すごい鮮血が大量に流れた。
普段の生理は軽く、少量の出血だから、その血を見たときとても驚いたけど、
ドクターが出血あるよと教えてくれてたので怖さはなかった。
あたしはなかり痛みに強いほうなのに、1時間くらい唸ってたかな。
で、唸りながらも速攻リサーチ
自然流産にかかる時間は?
何時間の痛み?
3時間、6時間、半日、さほど痛みもなく。。。。
激痛で。。。。。 など、インターネットにさまざまな経験談。
その中で3名のひとの体験が同じで
「激痛に耐えていたら、ポンって音がして胎児が出てきた。そのあと痛みも消えた」 と。
あーー、病院でもらった紙に今後しなければならないことの1つに
出てきたものを拾い、受診時ドクターに見せること とあった。
てよりも、この痛みはいつまで我慢すれば??と途方に暮れてると
ますます痛みが増し、出血もすごい。
最終的にはトイレにこもり、泣き叫んでた。
もうね、自然に声がでちゃうの、涙も。
近所の人になにか事件?と通報されなくてよかったよ。
こちらは夫婦喧嘩や子供の泣き声だけでもすぐ通報するからね。
てか、あまりの痛さに英語も出てこなかったしね、ひたすら「いたーーい」と泣いていた。
英語で叫んでたら通報されてたかもね。
で、もう無保険での治療費が怖い!とか言ってられるレベルじゃなくなってしまい
すぐに旦那の運転で再び病院へ。
今思うとね、陣痛に耐える妊婦さんってあんな感じなんじゃないかな?
はーはー言って、道の段差が腹部にひびきそれもつらい、もうなにしても痛い。
でも、不思議。痛みは持続しないの。
まるでよく聞く「陣痛」みたいに、間隔で襲ってくる激痛なの。
駐車場から車いすで処置室まで運ばれてベッドに寝てって言われるんだけど
もうね、痛いから無理なの、横になれないのよ。
そして もう流産してることはドクターも知ってるので
出血の量を計るため、犬のおしっこシートみたいなのをおしりの下にひかれ
淡々と モルヒネ打つナースが来るからね、と言われちょっとパニックになったあたし!
だって、なんせ無知なんでね、モルヒネって戦場で戦士に打ったり、
がん患者さんに使うあれでしょ?ってそんな認識レベルだから
ナースが来たとき 必死に訴えたの。
「 あたし普段も極力、薬 飲まない主義なの!モルヒネ打ちたくないんだけど!」
したら、これからおそらくもっと痛いよ? 量も調整できるし少量だけでも打ったら?と言われたんだけど
やっぱり、「モルヒネ」って響きに怯えちゃって(日本語で痛み止め)って言ってくれたらすんなりお願いしたと思うんだけどね(笑)
で、断って5分後、またありえない激痛が襲ってきて、思わず「打ってください」とお願いしました(笑)
点滴に打ち入れるんだどね、体内に入ってきた瞬間、心臓がどどどってなって、気が遠くなるような
眩暈というか、もうね、パニクッた。
でもナースもプロなので 大丈夫大丈夫、みなはじめはこうなるよと肩をさすってくれて。
すぐに心臓のバクバクもなくなり、痛みが和らいだの。まだすごく痛いけど我慢できないほどじゃない。
なので 「もうストップで!」とモルヒネを入れるのを止めてもらったの。
「 こんな少しでいいの?」とナースは驚いてたけど
どうにか我慢できる痛み程度なら、なんとかなる!ってその時は思ってて。
唸りながら処置室のベットで2時間
少量のモルヒネも切れてきて、そしてまた叫んじゃうくらいの痛みに襲われて。
もうね、あれほんとにドラッグね。2度目は 「打ってください!」って懇願してたもの。
打った瞬間、天国のような安堵。 痛くない。 体中の力がやっと抜けるかんじ。
って そのあとも引き続き大量の出血と激痛に襲われたので
さっきよりも強いの打つねってと言われ、違う痛み止め打たれたの。
でね、痛みが消えると急に現実に引き換えされた、あたし。
点滴1本、注射が3本、処置室使用代はいくらなの?果たしていくらの請求がくるの?と
あたしはベッドの上でお金のことばかり考えてた
旦那はというと、自宅からパニックなのをひたすら隠し、どうにか平静を装い、ひたすら祈ってたらしい。
「 ほうじ茶が死にませんように、助けてください 」 と。