ぼくの鳴尾北保育所 民営化ってなに?
このブログは西宮市にある市立鳴尾北保育所の民間移管問題について 保育園児の 『ぼく』 とその母である 『私』 が、この問題に関して様々な会合に参加して学んだこと、西宮市から発表されたこと、さまざまな報道を通じて感じたこと、考えたこと、まとめたいことなどを綴っていくごくごく個人的なブログです。
どこかの特定団体や政党などとは一切関係ありません。
また、このブログの内容は西宮市立鳴尾北保育所の父母会の承認を得たものではなく、全くの個人の主観で書かれています。
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先日の説明会について思うこと。

「ぼくから見た 『はなしあい』 」 の記事は実際に我が子が話した言葉をもとに書きましたメモ

 

鳴尾北保育所の民間移管の話が持ち上がった時には片言しかしゃべることができなかった息子も、いまではすっかりおしゃべりな子どもに成長しましたアップ


親として、私は個人的に。

大人の都合で、大人の事情で開かれる会合に子どもを連れて行きたいとは思っていませんシラー

ましてや、それが良い話ならともかく、子どもにとって理解しがたく辛い内容であるのならなおのことです。

 

平日の夕方。

保育がないこと。

通知が急であること。

 

私は当日、偶然にも休みをとっていたので参加することができましたが、それでも当初組まれていた予定を削ったりなど調整をして犠牲を払わなければいけませんでした叫び

 

おそらくは。

もっとたくさんの保護者のかたが参加したかったことだと思います。

 

 

今までの説明会といわれるものの大半についても言えることで・・・。

再三、西宮市当局には申し入れをしていましたが。

議会なりにに持っていくために必要な保護者の意見を本気で集めようとするならば、もっと保護者が参加できる環境を調整する義務があると思います。

西宮市立保育所民間移管計画が発表されてから、公立保育所に通う保護者はみんな得体のしれない不安と危機感にさらされてきました。

対象園となった保育所の保護者はさらには直面する事態に、子どもたちのために何が一番最良であるのかを考えさせられ、道を模索しました。

その過程で保育所のなかで築いてきた、もしくは築こうとしている保護者同士の関係をも不安定なものとなった時期もありました。

  

なかには家庭の事情も兼ね合わせて、転居をされた人や転所をされたかたもいると聞いています。

 

 

私は今回の説明会のなかで、西宮市が 「譲歩」 をしたという姿勢を強く感じました。

 

けれども、私たち保護者を混乱のなかに巻きこんだ事実に対して、少なくとも対象園である3園に対してきちんと説明会を行い、謝罪があってしかるべきだと思っています。

そして、民間移管計画を延期するという 「譲歩」 をしたのは、むしろ私たち保護者であることを忘れないでもらいたいと思います。 

我が子からは 『ポジドラタッチをして仲直り』 を促されましたが、私たち該当園の保護者と西宮市との間にできた溝は深いものであると個人的に感じています。 

  

3月議会を終えてから、対象園には西宮市当局が再び説明に訪れるそうですが・・・。

 

 

まだ、世の中のなんたるかを知らない息子は無邪気に言いました。

 

 

「おじさんたち、ちゃんと考えているよ。だって立派な大人だもん!!

 

 

子どもは見ています。感じています。

「大人」 が何をするのかということを。

どうか、これからは子どもたちの未来を踏みにじらないことを切に願っています。

ぼくから見た「はなしあい」

ぼくはお母さんに連れられて、「お役所」ってところに2月5日の夕方に行ってきた。車

お母さんはお出かけする前に、 「お母さんたちの 『はなしあい』 が終わってから、夜ご飯になっちゃうんだけれどもお腹すいてない?」 と心配そうに聞いてきた。

だから、ぼくは言ったんだ。


「うん。おやつの豚まん。2つ食べたら大丈夫音譜


ぼくの鳴尾北保育所 民営化ってなに?-豚まんGET!

いつも1個しかダメって言われるけれども、あっさりOKだったグッド!


『はなしあい』 の場所では、おじさんたちが一番前でこっちをむいてしゃべっていた。


お母さんたちだけじゃなくてお父さんが来ている人もいた。


「こんな平日の夕方で、子どもの保育もなしで、父親も参加できないような設定で、本気で説明する気があるんか~いむかっ ってお母さんは言っていたけれども、いっぱいの人が集まっていた。


ぼくはお母さんが渡してくれた紙に、お母さんみたいにおじさんが言っていることを書こうとしたんだけどメモよく分からなかったから一生懸命聞いていたんだ。



あれ?


ぼくの鳴尾北保育所 民営化ってなに?-あれ?今なんて?

でも、いま 『なるおきたほいくしょ』 って言った???


なーんだ


ぼくの保育所のお話だったんだひらめき電球


あれれ?

よく見たら○△先生もいるや恋の矢


ぼくの保育所の何のお話をしてるんだろう?????


「おじさんたち、『なるおきたほいくしょ』 って今言ってたよ。おじさんたちが壊れたおもちゃ、直してくれたり、お庭に植えるお野菜のたねを何にしようかな~って考えてくれてるの?」 


ぼくはお母さんに聞いてみた。


「『鳴尾北保育所』 は今のさくらんぼ組さんがくじら組さんになっても 『鳴尾北保育所』 ですよってお話をしてるんだよ」


お母さんはちょっと困った顔をしてぼくに話してくれた。


ぎゃはははははは。


ぼくはお母さんが言ったことが面白くて、部屋中に響きわたるくらい大笑いしちゃったにひひ


『なるおきたほいくしょ』 が ずぅぅぅっと 『なるおきたほいくしょ』 なのは当り前じゃないか!!


 


おとなって、よくわからないことを 『はなしあい』 するんだなぁ・・・。


 


部屋にいるお父さんやお母さんたちがおじさんたちに、いろんな 『しつもん』 をしていた。

前に座っているおじさんたちを見ていたら、みーんな先生やお母さんに怒られている子どもみたいな顔をしてた。


だから、ぼく、帰り道でお母さんに言ったんだ


「おじさんたち、なにか悪いことしたのかな? 悪いことしたなーと思っているんだったら、『ごめんなさい』 って言えばいいのにね。 みんなで仲良くポジトラタッチしたらいいとぼくは思うんだけれども」



ふふふふふふふ。


 
今度はおかあさんが大笑いしてた。



「うーん・・・・おじさんたちはポジトラタッチできないかもねぇ。。。。」


 



YouTubu



「ちゃんと、『保育所』 のことや子どものことを本当に考えてくれてるんかなぁ・・・・」


お母さんがぼくにでもなく誰にでもなく、ポツリつぶやいていた。


 


「おじさんたち、ちゃんと考えてると思うよ! だって、立派な大人だもんDASH!


ぼくは大きな声で答えてあげた


お母さんがまた、ちょっと困った顔をしたような気がしたけれども、「そうだね」 と言った。

おうちに帰ってきたら、もう寝る時間だった星空

さてと・・・・明日も保育所で何をして遊ぼうかなぁ・・・走る人

ご報告。。。

先日。

2月5日(木)18時30分より、西宮市市役所 8階813会議室で西宮市当局より説明会がありました。カチンコ

 

 

西宮市は現在、他市同様に待機児童を抱えています。年々、その人数は減ることなく推移しています。

そして、まもなく「待機児童解消計画」なるものを策定しようとしています。

 


説明会の主旨を簡単に言えば

 

民間移管そのものよりも待機児童解消が最優先課題となったので  『民間移管は今の0歳児が修了するまではしない』 と局長がはっきりと明言してきました。キラキラ

 

 

今後の予定としては待機児童解消のために新設の法人を募集して民間保育所を設立することや現在ある保育所の定員の拡充を図ることなどにあわせて、待機児童解消のメドがついた時点で対象園であった3園の鳴尾北保育所・今津文協保育所・朝日愛児館は廃園にする。。。。。ただし、それは「今の0歳児クラスが卒業するまではしない」ということ。

 

 

反対に言えば。

今の0歳児が卒園するまでに待機児童解消のメドがついたら、平成21年度に入所する児童からは「廃園」を含めて「民間移管」etcの可能性はあるということですドクロ

 

 

楽観的に考えると。

5年先延ばしになっている間に、たとえば経済がV字回復を見せたとしても、新設の保育所が劇的に増えることにはならないと思うし、ましてや待機児童数が解消されるとも思えませんが・・・。

 

それでも。

平成21年度には民間移管されてしまうハズだった西宮市立鳴尾北保育所をはじめ、今津文協保育所、朝日愛児館が公立のまま存続されることを、たとえ5年間という期限付きではあっても、保護者に対して西宮市が発表を行ったことに驚きました目 

 

5年先にはどうなっているのかわからない。

当然、担当の局長はもちろん西宮市当局も人事異動があるだろうし。

私たち保護者も5年後には変わっているだろし。

この5年間の間には衆議院の総解散選挙や西宮市の市議会議員選挙もあります。

 


この発表は言ってみれば。

 


『予定は未定。未定は不明。』

 

 

そんなあやうさのうえに成り立っているのだけれども、民間移管計画が発表されてから今日にまで至る日々のなかで保護者はもちろん保育士のみなさんや関係者の方々、地域の方々などの思いや努力の成果が一つ実ったのかなぁ・・・と思います合格

 

 

確かに我が子が民間移管という波にもまれずに済んだということは、親として正直に嬉しく思いますかお

けれども私は我が子だけが逃れられればいいなんて、とても思えません。

ただ申し込む時期が違ったからといって、受ける保育の保障が得られないなんて事態そのものがおかしいという思いは決して消えません。

 

保育所の民営化は現在、さまざまな局面を迎えようとしいます。

全国各地で保護者の方々が運動をおこして裁判をしたり、その判決も多様な視点で出てきています。

私たちの隣の市である尼崎市でも、大島保育所の保護者の方々が頑張っていらっしゃいますアップ

 

 

西宮市にとっては仕切りなおし。

目先の発表にとらわれることなく、私たち保護者にとっては、さらなる事態に備えての準備期間と思わなければいけないとも感じましたロボット

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