ご報告。。。
先日。
2月5日(木)18時30分より、西宮市市役所 8階813会議室で西宮市当局より説明会がありました。
西宮市は現在、他市同様に待機児童を抱えています。年々、その人数は減ることなく推移しています。
そして、まもなく「待機児童解消計画」なるものを策定しようとしています。
説明会の主旨を簡単に言えば
民間移管そのものよりも待機児童解消が最優先課題となったので 『民間移管は今の0歳児が修了するまではしない』 と局長がはっきりと明言してきました。
今後の予定としては待機児童解消のために新設の法人を募集して民間保育所を設立することや現在ある保育所の定員の拡充を図ることなどにあわせて、待機児童解消のメドがついた時点で対象園であった3園の鳴尾北保育所・今津文協保育所・朝日愛児館は廃園にする。。。。。ただし、それは「今の0歳児クラスが卒業するまではしない」ということ。
反対に言えば。
今の0歳児が卒園するまでに待機児童解消のメドがついたら、平成21年度に入所する児童からは「廃園」を含めて「民間移管」etcの可能性はあるということです
楽観的に考えると。
5年先延ばしになっている間に、たとえば経済がV字回復を見せたとしても、新設の保育所が劇的に増えることにはならないと思うし、ましてや待機児童数が解消されるとも思えませんが・・・。
それでも。
平成21年度には民間移管されてしまうハズだった西宮市立鳴尾北保育所をはじめ、今津文協保育所、朝日愛児館が公立のまま存続されることを、たとえ5年間という期限付きではあっても、保護者に対して西宮市が発表を行ったことに驚きました
5年先にはどうなっているのかわからない。
当然、担当の局長はもちろん西宮市当局も人事異動があるだろうし。
私たち保護者も5年後には変わっているだろし。
この5年間の間には衆議院の総解散選挙や西宮市の市議会議員選挙もあります。
この発表は言ってみれば。
『予定は未定。未定は不明。』
そんなあやうさのうえに成り立っているのだけれども、民間移管計画が発表されてから今日にまで至る日々のなかで保護者はもちろん保育士のみなさんや関係者の方々、地域の方々などの思いや努力の成果が一つ実ったのかなぁ・・・と思います
確かに我が子が民間移管という波にもまれずに済んだということは、親として正直に嬉しく思います
けれども私は我が子だけが逃れられればいいなんて、とても思えません。
ただ申し込む時期が違ったからといって、受ける保育の保障が得られないなんて事態そのものがおかしいという思いは決して消えません。
保育所の民営化は現在、さまざまな局面を迎えようとしいます。
全国各地で保護者の方々が運動をおこして裁判をしたり、その判決も多様な視点で出てきています。
私たちの隣の市である尼崎市でも、大島保育所の保護者の方々が頑張っていらっしゃいます
西宮市にとっては仕切りなおし。
目先の発表にとらわれることなく、私たち保護者にとっては、さらなる事態に備えての準備期間と思わなければいけないとも感じました