7月6日(火)10:00~12:00 池上文化センターにて 

参加者 8名


★今回の課題
①静かな美しさに気持ちを向ける
②トイレットトレーニングで育つもの


★新入会員の課題
・見えないものを見る


★年間の課題
・豊かさと貧しさ


★子どもの絵を聴く



~先生のお話から~


「見えないものを見る」ように意識していると、

見えにくいものが見え、聞こえにくいものが聞こえてくる。

対象に向かって心を集中させ、五感を研ぎ澄ますからだ。

雨の日やお風呂などが良いチャンスなので、やってみよう。

親があまりに忙しがると、集中する機会を逃してしまうので注意。

文化が便利になることによって失ってしまったものを家族で補いあうことが大切である。



~皆さんの記録から~


トイレットトレーニングについては、「いつまでに外す」ということに意識を向けるより、親子で和やかに過ごした方が結局はいいのではという意見が目立ちました。

複数お子さんがいる方は、上の子の経験から下の子はのんびり構えて…というパターンが多いようです。


odorimama





7月6日(火)10時~12時
池上文化センター・調理室にて 


★課題
①静かな美しさに気持ちを向ける
②トイレットトレーニングで育つもの


(①はどういう静かなもの刺激の弱いものに美しさを感じるか?を親子でチャレンジ。

②は子育て先輩ママとして、トイレトレーニングでオムツ外しの他に何が育つか考えよう。)



★新入会員への課題
・見えないものを見る


(人間関で大切なことは、見えないものを見る力。

心のことを気にしなくなったのは、子どもの心が見えなくなったから。例えば、注意にしても、目に見えることの注意が増えた。親子で見えないものを見てみよう。)


★年間の課題
・豊かさと貧しさ


チャレンジ記録と絵の締め切りは6月27日(日)です。

6月9日(水)10:00~12:00 池上文化センター にて 参加者13名


★今回の課題

①おしゃべりレシピ

②叱るより諭す

③わが家の幸福度


★新入会員の課題

 子どもがしていたマネの記録


★子どもの絵を聴く


先生のお話から


注意・叱る・諭すの違いは何だろうか?

「諭す」とはそのことの本質を知らせることではないか。

本質を知らせるこどができる背景には、子どもと関わる時間の質と量が関係する。


我々は、テレビやゲームなど短時間で好奇心を誘う刺激的な競争文化に囲まれている。しかし、家族は競争文化であってはいけない。つまり、家族は非競争文化を持たなければならない。


発展途上国で幸福度が高いのは、もしかしたら、家族で過ごす時間が長いからかもしれない。


外からの刺激は強いものばかりであるから、0歳から家庭では強くないものを与えていかなければならない。


まずは、家族で話す時間をとにかく作ろう。

今までの実践で効果があったものとしては、

*「ね」とうなずき合うこと

*「今日に乾杯」…その日の出来事を家族で喜び合う(夕食時などに)

 「今日に乾杯」がずっと続いている家の子どもは自分のことだけでなく、他の家族の話もよく聞くようになる。


これらのことは大変だけれどもやらなければならない。家族で話すことができなければ、18歳を過ぎたら独立させるなど同居しないことだ。


家族とは独自の家族文化を作り上げること。


幸福とは目に見えないものを信じたり、感じたりすること。

(つまり、人の心を感じたり、信じたり、あるいは豊かな感性があるということ)


odorimama






次回ほほえみの会は

6月9日(水)10:00~12:00 池上文化センター和室 にて


チャレンジ記録及び、絵の締め切りは5月30日(日)です。


次の課題


①おしゃべりレシピ

②叱るより諭す

③わが家の幸福度


新入会員の課題

①子どもがしていたマネの記録

   ・親の言葉やしぐさやマネ

   ・鳥や犬などの動作や鳴き声

   ・電車や機械

   ・テレビやおもちゃ

   ・雨や風の音     など、子どもはいろいろなものをマネて学習しています。

5月6日(木)大田区民プラザにて 参加者13名 


★語らいの子育てチャレンジ記録

①子どもの悲しむ心にどう向き合うか

②子どもの新しい意欲をどう支えるか

③往復会話の充実

 ☆会話に誘って会話に応えて ☆共感に共感を重ねて ☆発想展開し心を深め合う


★新会員の課題

①ごっこ遊びやマネ遊びの中の子ども発見


★子どもの絵を聴く



今回は新入会員の方、出産後の久しぶりの参加の方を含め、小さな子どもたちも5人参加の賑やかな会となりました。


ほほえみの会は発足してまる7年、今年度は8年目に突入します!


会員の子どもたちも成長し、当初小学生だった子もとうとう高3になりました。


しかし、一方で赤ちゃんも次々誕生し、メンバーの子どもの層は赤ちゃんから高3までと随分広くなりました。


これだけ層が厚いとお互い勉強になりますし、刺激があって楽しいですね。




さて、今回のチャレンジ記録で私が印象に残ったのは、小1の女の子の「今日の気分は何色?」と

5歳の女の子の「心の場所はどこにあるの?」という問いかけに対する親子の会話です。

普段の何気ない会話を大切にしていると、こんな素敵な楽しい会話ができるのかと、気付かせてくれるものでした。


寺内先生は普段からこうおっしゃっています。


親の「?」が減れば、子どもの「?」が増える


親が知りたいことを聞き出ような尋問形式の会話(?)を減らせば、子どもは知りたいことや興味を持ったことを親に語りかけてくるようになります。

それを受け止め、共におしゃべりを楽しむことによって、子どもの感性はどんどん伸びていきます。

何気ない会話を大切にし、何気ない生活を大切にするだけで、子どもの心が豊かに成長していくのはこの7年の実感です。


odorimama




寺内定夫先生のホームページ“子育て美術館 ”が開設しました。


(検索するときは、「寺内定夫の子育て美術館」で入力してみてください。)



私たちは「子育てチャレンジ」と言って、先生から毎月テーマ(課題)を頂いて、

親子の共感会話を記録しています。

会話を記録することで、親の感性が磨かれ、

それにともなって子どもの感性もどんどん磨かれていきます。


また、それとは別に「子どもの絵を聴く」というテーマが毎回あり、

ふだん描きの子どもの絵を介してどんな親子の会話をしたのかも、記録しています。



子どもの絵に関しては、ほほえみの会のブログではほとんどご紹介していませんが、

私たちがいつも行っている「子どもの絵を聴く」とはどういうことなのかが、

子育て美術館のホームページでご覧いただけます。


ポイと捨てられてしまうような絵に、こんなにも子どもの心が表れていたのかと驚かれるかもしれません。

是非、ご覧ください。


odorimama

次回の課題は


●チャレンジ記録

①子どもの悲しむ心にどう向き合うか

②子どもの新しい意欲をどう支えるか

③3往復会話の充実

     1.会話に誘って会話に答えて

     2.共感に共感を重ねて

     3.発想展開し心を深め合う


●新入会員の課題

①ごっこ遊びやマネ遊びの中の子ども発見


●子どもの絵を聴く


※「豊かさと貧しさ」は今年のテーマですので、こちらもチャレンジ課題です。



次回のほほえみの会の日程については、新学期になってから、皆さんの学校や園の行事等を考慮した上で、決定したいと思います。

それまで、チャレンジ記録を進めていてくださいね音譜


odorimama







3月2日 (火) 10:00~12:00 池上文化センターにて 

参加者 9名


☆チャレンジ記録課題

①遊びで感じる豊かさと貧しさ

②子どもの発想の新鮮さと細やかさ 

☆新入会員の課題

①子どもがしていたマネの記録


☆子どもの絵を聴く



~先生のお話から~


●今年のテーマの「豊かさと貧しさ」について


合理的にすることで豊かになるものがあり、合理的にすることで貧しくなるものがある。

同じことがらでも、年齢によって多少違いがあるだろう。

現代は時間を獲得するために省いたものが多い。

獲得するものだけを大切にして、失ったものには心を向けないということはないか?

獲得することで、失ったものはなんだろうか?


経済的貧しさが、精神的貧しさに繋がってはいけない。



●マネについて


模倣学習は創造力の根幹である。

模倣(マネ)は2歳半~年中くらいの年齢でよくやる。

これが充実していないと現状を乗り越える力が未熟になる。

よって、幼い頃に充分模倣をしていない子どもは、小学校に入ってから模倣学習をやり直さなければならない。

親から模倣するのが基本だが、親から模倣できない子どもは、商品から模倣することになる。

これは、お金で買えない生活の楽しさを学習できなかった子どもたちの悲劇である。



odorimama


次回ほほえみの会は

3月2日(火)池上文化センター・1階調理室にて

10:00~12:00

(先生をお迎えしての勉強会になるか、会員のみの相談会になるか現在未定ですが、決まり次第、メールにて会員の皆さまにお知らせします。)


第36回の課題

①遊びで感じる豊かさと貧しさ(今年のテーマは「豊かさと貧しさ」です)

  ※生活で感じる豊かさと貧しさも可

②子どもの発想の新鮮さと細やかさ (例:工夫や学習、家事、小さな仕事など)


新入会員の課題

①子どもがしていたマネの記録

(例:親の言葉やしぐさのマネ、鳥や犬などの動物などの動作や鳴き声のマネ、電車や機械のマネ、テレビやおもちゃのマネ、雨や風の音のマネ。

子どもはいろいろなものをマネして学習しています。)



odorimama

2月16日(火)10:00~12:00 池上文化センターにて

参加者 9名


チャレンジ記録

①子どもと一緒に喜びあったこと

②子どもの主張で感心したこと

③子どもと共に感じあった冬の美しさ


☆新会員向け課題

①子どもがよくマネるお母さんの生活

②子どものごっこ遊びの内容


☆子どもの絵を聴く



今回、子育てチャレンジ記録の段階的目安を先生が示してくださいました。


定例会に参加できなかったり、チャレンジ記録を提出できなった、あるいは満足いくものが提出できなかったとしても、課題を意識しながら生活することで、子育て力の成長に繋がっているのですね。

さて、皆さんはどの段階ですか?

一緒に子育てチャレンジの階段を上っていきたいですね。


~子育てチャレンジ記録の段階的目安~


①チャレンジ記録は文字にしなくても、心に刻めば子育て力は磨かれる。

②子育て課題にチャレンジして、会話だけでも2往復以上記録できたら何か発見できる。

③親子の会話が常に4往復以上記録できるようになれば、生活意識が変化してくる。

④会話記録に自分の感想や評価を添えるようになれば、子どもの信頼感情も深まる。

⑤課題を創意し記録に残すようになれば、わが家の生活文化が子どもに伝承される。

⑥語らいの子育て実践を経て、商品だけに頼らない生活文化の道が拓かれる。


注:②の「会話が2往復以上」というのは、1往復だと質問とその答えだけになりがちですが、2往復あれば会話に感情が入りやすいからです。



さて、今回は以前課題になった「冬芽」や、「霜柱」「雪」など、冬の美しさに関する記録が多く見られました。

「冬芽は枯れているように見えるが、気が付けばそこに命がある」

先生の言葉です。

いつの間にか、ごく自然に「枯れ枝に春の訪れ」を感じることができるようになっている私たちがいます。

まだまだ寒い日が続いています。冬は美を感じやすい季節だそうです。

もう少しの間冬の美しさの続きを発見できそうですね。


以下、先生のお話で印象に残った2点についてまとめました。


①子どもの遊びの浅さについて


幼稚園・保育園でおもちゃの取り合いが目立ちますが、おもちゃがないと遊べない子どもが増えているからです。

そして、おもちゃは買うものだと思っています。

しかし、本来は紐1本、棒1本あればいくらでも遊べます。

あるいは手のひらだけでも遊べます。

例えば手のひらに包む空気の量によって様々なことを表現できるのです。

おもちゃはあくまで舞台、主人公は子どもです。

そして、舞台はなるべく地味である方が心が華やかになります。

遊びの環境は単純な方がいいということです。


②「子ども感」を持ちすぎない


子育ての時、「子ども感」を持ちすぎないようにしましょう。

つまり、「子どもはこうあるべき」、「こういうものだ」など自分の枠に当てはめないということです。

それは子どもの自由な成長の妨げになります。

子どもが絵を描かない背景も実はここにあります。

自分が考えている子ども感の方に子どもを誘導してしまっているのです。

子どもの未熟な部分を認めないことで、子どもはあきらめ、自信をなくしてしまいます。

「わぁ、すごい!子どもってすごい!」という感覚が大切です。

また、子どもに関すること限らず、「わぁ、すごい!」と思えるかどうか。

子どもは自分の固定的な価値観を崩してくれます。


odorimama