第九百八十一回 税理士業務を考えるブログ~サンフレッチェ広島の新スタジアム誕生 その3~ | ほはば こんな会社です!

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今日のテーマは「サンフレッチェ広島の新スタジアム誕生 その3」

前回は、財務状況の改善を図ったお話でした。


今回はスタジアムの運営面について。
 

まず、広島県民がスポーツ観戦に高い関心を持っていることを示すデータを紹介。
 

年に1度でも直接、スポーツを観覧・観戦した人の割合「スポーツ観覧・観戦率」(総務省令和3年社会生活基本調査)をみると、都道府県別で「広島県」の割合は22.9%で、唯一2割を超えて全国トップとなりました。
 

2位は宮城県(19.2%)、3位は福岡県(17.4%)。
 

今回の調査時はコロナ禍でしたが、前回の16年調査でも「広島県」は32.9%で最も高く、「宮城県」(2位26.4%)、「福岡県」(3位26.1%)を5ポイント以上も上回っています。
 

広島では、プロスポーツであるサッカーのサンフレッチェ広島のほか、野球の広島東洋カープ、バレーボールのJTサンダース、バスケットボールの広島ドラゴンフライズに加え、ハンドボール、ホッケーなど幅広いスポーツチームの活動が盛んで、身近にスポーツに触れることができる恵まれた環境にあります。
 

紆余曲折を経て実現した“まちなかスタジアム"ですが、課題も。
 

開催されるホームゲームは、年間20日ほどにとどまります。
 

そのため、試合の日以外でも日常的に一帯へ人を呼び込むカギとなるのが、スタジアムに並ぶ「広場エリア」や周辺の観光拠点との回遊性を高める仕組みづくり。
 

スタジアムの東西を挟む広場エリアには、商業施設「HiroPa(ヒロパ)」が現在建設されています。
 

事業面積は約5万2400平方メートル、延床面積は約3700平方メートルで、完成は2024年8月の予定。
 

東側広場エリアには、自然の中で遊べる公園、アスレチック、遊具がある芝生広場を中心に、周囲にはカフェ、レストラン、キッズプレイパークのほか、スポーツ・アウトドアショップに加え、広島県産の特産物を販売する店舗など5棟が囲みます。
 

また、西側広場エリアは、世界遺産の原爆ドームや平和記念公園そばへと流れが続く本川沿いにあります。
 

水辺のアクティビティの拠点となるSUP(スタンドアップパドルボード)、バーベキュー用品などの貸出ショップ、展望テラスが併設されたリバービューレストランが開店します。
 

さらに、外国人観光客も多く訪れる原爆ドーム、平和記念公園から直線で600メートルほどに位置しており、迂回せずにスタジアムコンコースに直結するペデストリアンデッキも整備され、観光拠点をつなぐ動線に。
 

多くの人や観光客が行き交うまちなかへの新設移転によりサッカー観戦がもっと身近となりました。
 

また、周辺にオープンする施設や観光エリアとの連携を通じて多彩な楽しみ方を提供することで、継続して集客することができるかが注目されます。
 

現在、陸の玄関口であるJR広島駅周辺でも、駅ビルの新設を含めて大規模な再開発が進行中。
 

市内要所との複合的な相乗効果により拠点性をさらに向上させ、新たな人の流れや賑わいを生み出し、地域経済への追い風となることが期待されます。
 

ほはば飯塚