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ほはばが業界の方に続いて一般企業の方々からも学ばせてもらおう!というブログ。
今日のテーマは「利島の椿油」
東京の離島、利島。
大島からも20キロ離れた島ですが、椿油の生産量日本一を誇ります。
もともとは、平地が少なく川もないので米作りができず、年貢代わりに椿油を幕府に納めていました。
今では、島を覆うように20万本の椿が植えられ、40軒の椿農家が育てています。
原料のトレーサビリティが担保され、有機JAS規格に適合した条件で栽培していることが利島の椿油の特徴。
JAが全量を買い取り、村営の精油センターで搾油、精製して出荷しています。
化学的データを充実させ、高品質で使いやすい椿油を目指している利島。
生協等への小売りの他、油脂会社等に出荷され化粧品の材料としても使われます。
また、伊豆諸島最大の大島でも椿油の生産は島の重要な産業になっています。
古くから椿油を食用から灯用、薬用に使ってきた地域。
そして島の産業を伝統的に守ってきた椿油。
近年の健康志向やオイルブームでもう一度脚光を浴び、さらなる普及につながると良いですね。
ほはば飯塚