北海道松前 戊辰己巳の役百五十年事業実行委員会の皆様のご尽力にて、盛大な除幕式と150回忌大法要会が執り行われました。
除幕式直前の様子。今回合同慰霊碑の傍らには、戊辰戦争終結150年を記念して道南各地に建てられているモニュメントが建てられました。
こちらは土方軍が陣を敷いたということで、土方歳三のモニュメントです。
この道南各地のモニュメント、一つ一つ全て違います。
その地ならではの史料や解説が書かれていて、ものすごく勉強になる
法華寺のモニュメント、少しご紹介しちゃいます
(画像はモニュメントよりお借りしました)
そして除幕式が始まりました。
松前仏教会のお坊様が揃い、宗派を超えてお経を読まれ、大変荘厳な光景でした。
題字は、碧血碑を建てて以来、代々旧幕府軍戦没者の慰霊にご尽力されてきた榎本家の現ご当主・榎本隆充様のご揮毫です。
題字の「安」に込められた松前の皆様の想い
読んでいてジンときました。
参列者に配布された式次第
建碑までの経緯が書かれています。
その後は、法華寺本堂にて、150回忌大法要会が執り行われました。
当時は埋葬禁止令が敷かれたために、会津、東北、道南を中心に戊辰の役にて命を落とした方々の墳墓と伝わる自然石や、無名戦士の合葬墓などは数え切れないほど存在します。
今まで機会があれば、そうした場所を訪ね、手を合わせてまいりました。法華寺の合葬塚へも、何度かお参りさせていただいておりました。
誰にも訪ねられることなく、参られることもなく、故郷から離れた戦死地で静かに眠る御霊も多い中、松前で戦死した方達は、松前町の皆さまのご尽力により手厚く供養され、幸せだと思います。
何より、今回の建碑を、榎本武揚総裁、歳三さんが喜んでいることと思います。
150年もの長い間、旧幕府脱走軍戦没者の合葬塚を護り、供養を続けられてきた法華寺さま、この度、建碑にご尽力されました戊辰己巳の役から150年事業実行委員会の松前の皆様に感謝の気持ちです。
法要が終わり、上を見ると、晴れ渡る秋の空、でした
その伍は、おまけ編
人生初、ヒグマとの遭遇