黒門に至る三橋は、彰義隊が畳と土嚢で攻撃をかわした要所。
当時は川が流れ、そこに三つの橋が架けられていました。
原田佐之助さんが奮戦した場所と伝わるだけ有り、
皆さん熱心のシャッターを押していました。
下山先生は、史実は史実として、2次史料などで存在しても信憑性の乏しい場合はその旨も正直に伝えて、幕末史をありのまま知りたい参加者にむけて、とてもフェアな解説をなさっておられました。
黒門周辺の戦況、雁鍋松源よりの攻撃、不忍池からの船での奇襲、砲撃、東照宮の塹壕跡とされる場所、清水観音堂などなど上野公園だけでも見るべきポイントは数多く。
一日で終わった上野戦争、
でもその後の箱館戦争に参加した隊、人物も多く、
なぜこんなに認知度が低いのかと思います。
激戦の中
春日左衛門がお酒を飲んでいた…
天野八郎はそれを見て驚愕したが、
戦況も動いており声をかけず過ぎ去った
その後、逃れた片田舎の農家で丸毛と再会した折の会話が発憤材料となったのか、箱館戦争では別人のように戦った
などなど
ちょっとしたエピソードからも、
その人となりが垣間見れることが有りました
最終地、
寛永寺御本坊の黒門を見学。
砲弾、銃弾跡は今もはっきりと。
皆さん4時間弱かけて丁寧に戦況を辿ってきただけに、
この弾痕に感じるものが有るようでした。
☆☆☆
募集は、8月中旬の約3ヶ月も前とかなり早めでしたが、
「早めに募集があったので、職場の休みをゲットできました」
「飛行機の格安チケットが予約できて良かった」
などのお声を頂きました。
今回、皆様より熱心な思いを寄せて頂き、宮崎、広島、京都、三重、静岡、宮城、関東近県と全国よりご参加者がいらっしゃいましたので、早め募集で良かったのかなと思いました。
人数をかなり上回ってしまったために、抽選でもれてしまった方には本当に申し訳なく存じております。
また、機会がありましたら、新選組や土方歳三に興味を抱いて下さる方達のために、何か企画をしたいと思っております。
どうぞ今後とも、
ささやかに運営しております
「歳三の生家・土方歳三資料館」
をよろしく御願い致します。
(終)
☆おまけ☆
寛永寺黒門の細工にも、
「猪の目透かし」