落書き | さらさらと

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昨日、学校から帰ってきて、

長男は宿題開始、次男は居間でレゴ遊び開始して間もなくした頃。

 

長男が来て、

連絡帳にサインをしてくれ、

と言う。

 

見ると、あら、連絡帳に先生が何か書いたのね。

 

ってか、先生の字、汚いわけじゃないけど、読めない。。。

こっちの人達の字、というか、こっちの人達の筆記体、読めねぇ。。。

 

連絡帳は、何か学校側から連絡がある時にメモ紙が貼られたり、

忘れ物や遅刻などが記載されたり、

何か悪いことをしたときに書かれる、

まあ、日本と同じような物なのですが。

 

遅刻はしたことない。

忘れ物も3年生になってから、私がめっちゃ厳しくチェックしてるのでしたことない。

例の学校心理士関連の検査テストのお知らせでもない。

なので、検査テストの連絡以外、白紙状態の息子の連絡帳。

 

っつ~ことは、何か悪い事したんか。

 

最初、長男は、先生が書いた文章を手で隠して、

ここにサインしろ、と指で場所をさすのですが。

 

あのねぇ。

先生が何書いてるか読まないでサインすると思う?

 

と長男に言うと、しぶしぶ手をどけまして。

 

いや、ほんと、筆記体が読めなくて、

でも、なんとか解読していくと・・・ちょっと。なんかめちゃくちゃ不穏なことが書いてない!?

 

壁へのいたずら書きに加担したため、

注意勧告を行います、

って書いてあるように読めるんだけど!?

 

はい。

 

そこから尋問開始ですよ。

 

最初、どうにもこうにも何があったのか口を開こうとせず、

ぼそぼそ言い始めたかと思えば、これっぽっちもつじつまの合わない事を羅列し。

 

あのねぇ。

あにゃは、真実を長男の口から聞きたいの。

嘘を言ったところで、その嘘はどんどん大きくなって、どんどんつじつまが合わなくなって、

最終的にまるでそれがほんとにあったかのような錯覚に陥っちゃうの。

時系列で並べて、何がどんなふうに起こってしまったのか、順番に言ってください。

 

と、根気強く説得し続けたところ。

 

100%ではないのは透視しなくとも透けて見えましたが、

時系列も理解できる、つじつまの合わないところは無くなったので、

追及は一旦そこで終了。

 

えぇ、まぁ、そこまでいくのに、2時間以上かかりましたけどね。

 

先週、男子トイレの壁に、

Gergő ドキドキ Szonja

と言う落書きを発見した同級生の男の子Gergőが、

Szonja(同級生の女の子)をどうやら落書きの通りに好きらしく、

その落書きに本人も、周りのお友達も巻き込んで、

落書きを増やしていった、と。

 

それをおトイレしに来た長男が見かけ、

その時は見ていただけだったけれど、

次の日長男も誘われ、

最初は、鉛筆で塗りつぶして消そうとしたりしてたけれど、

そのうち、集団心理とでもいうのかしら、影響されて、

5㎝くらいの大きさのいたずら書きをしてしまった。

でも、長男が加担したのは、その1回だけである。

Gergő達は休み時間ごとに落書きしに行ってたけれど、

長男はそれ以降行かなかった。

 

もうね、私、気を失いそうでしたよ。それか号泣しそうになった。

 

何にも家族には一言も言わないけれど、(夫にはよく言ってるかw)

子供達を安全に学校や幼稚園へ送迎し、

朝ごはんやおやつも朝5時起きで準備し、

家の中のことも全部やり、

仕事もたまにして、

長男の宿題が全部終わっているか、

テストが近くなれば、何をどんなふうに練習して覚えればいいのか手伝い、

次男の言語療養のクラスの準備とか、持っていく果物の準備とか、

忘れ物をしたりして、子供達が嫌な思いをしないように、

(子供の頃、忘れ物やテスト勉強関連で、私、たくさん嫌な思いをしたので)

そりゃたまに気づかずに忘れたりもするけれど、

子供達に忘れないようにするにはどうしたらいいかを教えたり、

そうやって大切に育ててるのに、

長男、そんなことしちゃう!?

 

ってね。

 

まあ、その気を失いそうなショックも次第に落ち着き。

 

今度は、長男とじっくり話し合い。

 

まずは、事の起こりを時系列で順番にもう一度おさらい。

その中で、どこにどんなミスがあったかをチェック。

 

1つ目は、いたずら書きをしている同級生の姿を見かけた時に、やめようよそれ、と言えなかった。

2つ目は、一緒にいたずら書きをしようと誘われた時に、僕はやらない、と言えなかった。

3つ目は、いたずら書きを隠そうと、鉛筆でぐちゃぐちゃ書き足したというけれど、

すぐそばにある教室に消しゴムを取りに行かず、鉛筆で書き足してしまったら、

隠したかったと言っても、もうそれは救いにはならず、いたずら書きに加担したのを同じである。

 

トイレの壁にいたずら書きをする、

これを悪い事だと知っているのに、

誘われるがままにやってしまった。

この心の弱さを見直さなきゃいけない。

 

やめなよ、と言えなかった、心の弱さも。

 

僕はやらないと言えなかった、心の弱さも。

 

「やめなよ」「僕はやらない」と言った事に対し、

もし、そのお友達が、「弱虫」と言ってきたり「もう友達じゃない」と反撃してきたら、

それはそれ。

そのお友達とは、別に絶交する必要も無いけれど、

友達じゃないと言われ、悲しくなる必要も無い。

まだ3年生で、気持ちを切り替えるのは難しいかもしれないけれど、

自分に集中して、すべきことをしていれば、

そのお友達もいずれ、気持ちが変わってくるもの。

 

と言う方向性で、夫と一緒に何時間もかけて話し合いをしました。

 

この一件に加担した同級生のママさんにも連絡を入れ、

話し合いした?

なんて言ってた?

などを確認させてもらい、

ほとんど一致していたし、

長男もしくしく泣いて、反省の色も濃かったし、

連絡帳にも我が家で行われた話し合いの状況を書いたし、

我が家側からは、ここでこれに関しては終了。

 

今日学校でどんな様子だったかによって、

また対処しますけど。

 

まあ、先生の子供達に対する今日の雰囲気にもよるだろうけれど、

これからも変わらずに、

授業に集中して、いっぱい発言して、

先生の信頼を取り戻していくしかないよね。

 

ただのいたずら書きかもしれないけど、

対処次第で、いかようにもなってしまうし。

 

昨夜はこのショックで頭痛もするし耳も痛くなるし、

なかなか寝れなかったわ。。。。