鳴門市ドイツ館20周年記念の個展開催の御案内 | Kunstmarkt von Heinrich Gustav  

Kunstmarkt von Heinrich Gustav  

ドイツの首都Berlin、Brandenburg州及び比叡山延暦寺、徳島県鳴門市の公認の芸術家(画家) Heinrich Gustav(奥山実秋)の書き記した論文、随筆、格言集。

 

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本来ならもう少し早い時期に発表するのだが、今年は鳴門市ドイツ館の人事異動の関係で例年より連絡がいささか遅れた事により、本日ようやく発表に至った次第である。

展覧会の題名:「ドイツの文化財と童話」第2集

 

展覧物の種類: 絵画(油絵中心)
 

展覧者の氏名: Heinrich Gustav 奥山実秋(作者の日本名で検索すると同館での展覧会歴が閲覧可能)

場所: 鳴門市ドイツ館; 

             〒779-0225 鳴門市大麻町桧字東山田55-2
     Tel:(088)689-0099  

               Fax:(088)689-0909

  ホームページ:  http://www.doitsukan.com)


会期: 2013年11月23日(土)~2014年1月5日(日)

我が経歴、業績に関して詳しくは、当ブログの「プロフィール」参照。

        ~*展覧会の御挨拶*~

昨年2012年の余の個展は「国民文化祭・とくしま」の応援事業として、並びにBrüder Grimm(グリム兄弟)の"Kinder und Hausmärchen"(子供と家庭の童話集)の初版発行200年記念事業として開催し、有り難き事に4112人の入場者を迎える事が出来た。
余自身が今までの経歴の中で5回連続で個展を開催すると1年は休みを取る習慣があった。
今年は丁度その休みの年に当たるので、個展は当初計画していなかった。
しかしながら当館長の藤田氏と地元徳島県民の常連客、其の他の方々の有り難き御支持があった事、又今年は現在の鳴門市ドイツ館建設20周年記念の年に当たる事から、今年も個展を開催する決心に至ったのである。
今回も前回の個展の主題を引き継ぎ「第2集」と言う事で展示させて貰う事になる。

扨、展示作品の主題両方について解説するのだが、先ずGrimm童話は兄Jakobと弟 Wilhelmによって、彼らの故郷Hessen州 Hanau市、 Kassel市、 Nordrhein-Westfalen州のPaderborn市と其れ等の市の周辺を中心に収集、編集された童話集は全部で200話から成り立ち、1812年12月に初版が発行された。
其の他Mecklenburg州やSchleswig-Holstein州の童話、伝説も一部収集されている。
其の後1870年に第9版までが発行され、Grimm兄弟の生存中にドイツ語から北欧3ヶ国語、オランダ語、英語、フランス語にも翻訳された。
そして、当時の美術、文学、演劇等にも多大な影響を与えた。
更に今日では約160カ国の言葉にまで訳され、映画や漫画、アニメーションにまで題材として取り扱われている。
今回の個展で展示しているGrimm童話の作品群は余が10代後半から21歳までに想像で描いた絵画集である。
後の我が地元Berlin-Brandenburgの伝説、民話の絵画集を描く前の、言わば試作的作品群なのだが、1993年以降の「円熟期」の我が作品に比べると、如何せん技術、学識に於いて未熟さが見受けられる。
其れでも一切修正をする事無く、当時の余のOriginalität(原本性)とIndividualität(個性)を保持して展示させてもらう。
興味深き事にこのGrimm童話を日本の昔話と比較して見ると、幾つか共通ないしは類似した物語が存在している。

 


例:"Strohhalm, Kohle und Bohne" と「豆と炭と藁」
"Aschenputtel" と「落窪物語」(おちくぼものがたり)
"Der starke Hans" と「力太郎」
"Daumerlings Wanderschaft" と「一寸法師」
"Einäuglein, Zweiäuglein und Dreiäuglein" と「花咲か爺さん」
"Rumpelstilzchen"と「大工と鬼六」
"Igel und Hase" と「兎と亀のかけっこ」
"Der Trommler"と「天女の羽衣」

又、Grimm童話の中には日本の時代劇で御馴染みの「勧善懲悪」の物語りが多く見られている事からしても、たとえ国や民族が異なっていても、Moral(道徳)、Tugend(美徳)、そして Humanität(人徳)に関しては共通している事の証と言えるであろう。

今展覧会のもう一つの主題である「ドイツの文化財」の大部分は現在のドイツ連邦共和国の各州の文化財を題材に、余が10代後半から現在までに写真を元に写実的に描いた作品群である。
中でも特に注目して頂きたいのは、我が地元Berlin,Brandenburgの文化財を描いた絵画集(190点、其の大部分は地元の各美術館、博物館が所蔵)の「集大成」である“Die drei historische schöne Stadtansichten von Mark Brandenburg“(マルク・ブランデンブルクの歴史的都市の美の景観・3部作)である。
此の3部作は首都Berlinの都心部1869年頃の景観、宮殿都市Potsdamの1900年頃の景観、そして当州最古の都市Brandenburg/Hの1990年頃の景観を当時の写真を元にそれぞれ描き上げている。
此の3点の作品の中には第二次世界大戦の末期に破壊された貴重な文化財が数多く描かれている。
これ等の文化財や町並みは戦後になって異なる建築様式で再建された物件や、未だに再建されていない物件もある故、今日現地へ行っても当時の「たたずまい」を見る事は出来ない。
今回の我が個展に於いてもFantasiemalerei (想像画)とFotorealismus(写真写実主義)並びに「過去」と「現在」を比較する事によって御鑑賞して頂きたい。

更に「おまけ」として余が収集したドイツの切手集(1870年~2013年)の一部もガラスケースの中で展示する。
此の140年余りの歴史の中でドイツでは"Deutsches Kaiserreich(ドイツ帝国1871~1918年)、 Weimaler Republik(ヴァイマール共和国1919~1932年)、 NAZIS Drittes Reich(ナチス第三帝国1933~45年)、 BRD(西ドイツ1949年~現在)、 DDR(東ドイツ1949~1990年) そしてBundesrepublik Deutschland(ドイツ連邦共和国)と国家が何度も変遷している。
其の歴史を念頭に置いて見つめると、これ等の切手集は大変興味深いのではなかろうか。

Heinrich Gustav (奥山実秋)

余の個展を宣伝してくれている以下のサイトも参照されたい。
ミュージャム、アーチストプロフィール:(http://mujam.jp/search.php?aid=1349677476-055512&search_key2=%E5%A5%A5%E5%B1%B1%E5%AE%9F%E7%A7%8B&ac=sch2)
ミュージャム:(http://mujam.jp/search.php?eid=1384516839-384888)
(旧)鳴門市ドイツ館HP、朝日新聞、Yahooロコ、Livedoor、イベントウォッチャー、エキサイトシーズン、ゆこゆこ、るるぶ.com、Biglobe旅行、Nifty旅行、とくしまポータル、あわあわ.com、四国地区博物館協議会、ウォーカープラス徳島、
インターネットミュージアム:(http://www.museum.or.jp/modules/im_event/?controller=event_dtl&input%5Bid%5D=81605
博物館、展示会、世界遺産、考古用語辞典:(http://abc0120.net/forum.php?mod=viewthread&tid=5126
鳴との門:(http://www.naruto-mon.jp/event/?act=micity_event_detail&id=1383637730&y=2013&m=11&d=7
日本旅行:(http://mobile1.nta.co.jp/ev/10118390.php)
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